2011年12月28日水曜日

ジョナサンッ!

唐突ですが、私の実家では、私が中学生くらいまでは稲作をやっていました。
猫の額ほどの田んぼ三つで自宅用と販売用の米づくり、所謂第二種兼業農家ってやつでした。
主に祖母がみていたのですが、田んぼ三つばかりなので機械は導入せずすべて手仕事、親も仕事が休みの日は田に出ていました。
田植えや稲刈りの時期は子供も朝から晩まで田に出て手伝い、小五のときなんかは草刈鎌で小指をちょんぎってしまい、慌てて指を拾って医者に駆け込んだなんてこともありました。
それでもまぁ小学生のうちはいやいやながらも黙って作業していましたが、中学になると部活やらなんやらと言い訳付けてサボるように。
ある日私は、嫌でイヤで仕方なかったこの稲作仕事を完全にうっちゃるつもりで、父親に稲作をやめちまえと直談判。
あんたがしっかり稼いでんだから収入に困ることはないだろうに、これっぽっちの田んぼなんかやめちまった方が楽だぜ、と。
しかし父親はこれをあっさり却下。
食い下がって訳を聞くと、父親曰く、一見無駄だと思えるところに大事なことが紛れてんだ、確かに自分で食う以外の米を売ったところで年に何十万にしかならん、が、自分たちに米を食わすには何十万かかかる、これがどういう意味か考えろ。
はぁ? (゚Д゚≡゚Д゚)?
当時は分かったような分からんような、まぁ話としては分かるがだからって世の中米作りより大事なことばかりに見えるお年頃、腑に落ちる筈もなく、毎年田植えと稲刈りの時期はなんとなく憂鬱、そんな季節を繰り返していました。
でも、ねぇ、今はなんとなくわかる気がしますよ、自分で飯の種稼ぐようになって、自分以外の家族の飯の種も稼ぐようになって。
なんか急に思い出したですよ、田んぼ仕事のライフサイクル。


さて、今年も残すところあと四日。
今月の出来はちょっと厳しめ。
中盤、マケプレ以外の商品化にいろいろ手こずって、一番効率のいいところにあまり時間をかけられなかったせい。
でも、いろいろやってみて分かったことも多々あり、一見無駄だと思えるところに紛れてる大事な何かが、ちらっと見えた気がしています。
大晦日はオフにする予定なので、残り3日、商品化の試みに集中します!


おそらく年内のブログ更新は今日でおしまいになるかと思いますんで、ここでひと足お先にご挨拶。
一年間御付き合い頂きありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
ではみなさん、良いお年を!

2011年12月18日日曜日

ウォッカと珈琲

先週の金曜に、とあるネット媒体を主宰されているジャーナリストの方と、妻と私でお会いして2~3時間ほどの取材を受けるという機会がありました。
近所のカレー屋さんでランチしながらの顔合わせ・情報交流、それから自宅に移動して写真撮影。
話題は主に現在うちがやってる商売について、それから今後のお互いの方向性について交流させていただきました。
とても有意義なやりとりをさせていただきました。
記事が公開となった時には改めてここでご紹介できればと思います。


その夜は妻の大学時代の友人(ロシア語学科の同級生)が遊びに来るということで、ロシア・酒ならウォッカだろ、ということでウォッカを近所の酒屋で購入しておもてなし。
我ながら見事な短絡ぶりなり。


今月の頭は10年来の友人と飲んで話す機会があったんですが、その際話したことと言えば、来年あたりはお互い転機になりそうだ、なんてこと。
風と帆、そんな喩えで、動と静にまつわる世相についての洞察をよくした、なんて言うとちょっと眉唾な感じがしなくもないですがw、要するに彼も僕も、世の動きの中に自分の進むべき道を見出していくための準備が整いつつあることを、そうじゃなきゃなんないってことを確かめあった、そんな夜だったのかなぁと。
そんな矢先での取材の話だったんで、友人と交わした酒の席を思い起こした次第。


昨日は出品作業を80点ほど。
のち本棚を三架設置。
そして夕方から家族で横浜に劇団四季のキャッツを観に。
子供達の興奮はカーテンコールの終わる最後の瞬間まで醒めることなく、感動に浸っているようでした。
しかし、乳児含む子ども四人連れて舞台を観にいけるのって、ちょっと考えるとプリキュアや戦隊・ライダーなんかのショーとかおかあさんといっしょライブとか、お子様向けイベント以外ではそうそうない気がします。
演出の流れを壊さないようにぐずった子どもを遮音の別室にすみやかに誘導、このためのスタッフを客席に大勢配置しています。
さすがだなあ、プロだなあ、むかし舞台に関わっていたこともあってその思いは一入でした。


言ってみりゃ当たり前のことなんでしょうけど、商売にはいろんな相があるなぁというのを、ヒヨッコなりに最近よく思います。
経済にも躁鬱がある、なんて言い方あるみたいですが、似たようなものを感じます。
企業でも個人でも、何かしらの商行為をする際に、この躁鬱の諸相に在っていかに行動するか(行動しないという選択も含めて)ってのは、商行為の主体が人間である限り、人間の活動に躁鬱というサイクルがある限りついてまわる問題だよなー。
自分一個の裡にあるその躁鬱のサイクルというものも、この問題を商行為上の問題と思って俯瞰してみると、実は裡にあるサイクルというのは既にほぼ消失していて、自分の商売が沿っているサイクルの上に移ってしまってない?
要するに、躁鬱に対する視線が、一個人としての自分の裡から個人の総体としての経済へと移っていくという過程、それがこの一年半の間で起こったのかなってのがヒヨッコなりの感触。
そしてやると決めたらやる(いまはまだ動かない)、それはいい、では「やると決める(まだ動かない)」ってのはいついかなる時か、その瞬間をどうやってつかまえるのか。
商売ってそんなことの集合体だなぁ、経済ってそんなことの集合体なのかなぁ。グっとくる瞬間ひととき、みんなの、そういうの集められるのかな、集めてみたいのかな俺、みたいな。
忙しくしていて一杯の珈琲を淹れる時間も惜しむような平日を過ごす一方、この一杯の珈琲を淹れるということと一冊の本を売ることってのは本質的におんなじことなんじゃなかろうか、この珈琲の香りと苦みには遠くアフリカの人々の労働の汗や苦悩とそれを受けとめる雄大な風土がある、そんな思いとともに日曜の午後を過ごしました。


とりとめないですが、今年も残すところ2週間を切ったところで、鬱とは無縁の4人のチビ達に囲まれながら、来年に向けて、ヒヨッコなりになにかっつーとまとめようとして途中で投げ出すいつものアレを今日もやったなぁってことで、今週はおしまい。

2011年12月14日水曜日

宴のあと

せどりの大先輩方が一堂に会したブック忘年会オフ2011、最初から最後まで悪酔いすることなくw、たくさんの方と交流させていただきました。
会はたいへんな盛況をみせ、幹事のれんぽんさん、beatzさんは終始幹事役に徹しておられ、その労に依るところ絶大でした。
本当にお疲れ様でした。

会では、いろんな方と様々にお話させていただいたのですが、印象に残っている話題がほんとうに数多あり、そのままご紹介させていだくには余りに膨大な字量となってしまうためここでは割愛させていただくとして、敢えてひとつだけ、備忘録的な意味も含め書き留めさせていただくと、二次会の少し和んでくだけた場面で何人かの方から、あめつち商店主催の会を開いてみたら?ということを仰っていただいて、これは結構自分にとっては思いがけず光栄なお話で、そういうことももしかしたらありなのかな、もちろん今回のような盛大なオフ会というわけにはいかないでしょうが、ちょっと前向きに考えてみてもいいのかなという気持ちが湧いてきているのも確かなようです。
また、せっかく自分が主催するんならちょっとはあめつちらしい趣向を企ててみても悪くないだろうと、思ってみればアイディアはいくつかそれなりに浮かんでくるようです。
今回のオフ会にはあめつち商店からは私一人の参加となりましたが、妻あって家族あってのあめつち商店というわけで、例えば仕事に子育てに奔走中の転売夫婦がまんじりともしない日常のなかでもなんとかワイワイやれるような、そんな催しがあっても面白いんじゃないかなぁとか、少し欲張ったことを考えたりしてます。
年が明けて、またいろんなことにチャレンジしていくなかで新たに見えてくることもあるかと思うので、そういったこともくぐらせながらなんとか進んでいきたいなぁ、そんな思いがゆらゆら揺れる或る暮れの一日です。

2011年12月11日日曜日

明日じゃなくて、すでに今日!

明日は同業者の集い、今年一番のビッグイベント、ブック忘年会オフ2011。
僭越ながら私あめつち商店onibizも参加させていただきます。
れんぽんさん、beatzさん、かぴぱら堂さん、エーブックさんはじめ有名人目白押し。あ、古書タローも潜入するらしいですね。
どんな会になるんだかさっぱり見当つきません。怖いやらなんやらでちゃんと眠れるかしらん。

で、このビッグイベントの前に除籍本の整理を済ませてしまいたかったんですが、なかなか思うように進められず、現在の進捗は仕分が3割程度。
飲みのネタがひとつつぶれっちまいました。
しかし、仕分途中ですが、こんなに真っ黒にヤケた本までありました。
こんなでも必要とする方がいるのだろうか・・・
わかんねー、わかんねーよ古書・・・!
ということでせめて今日はいつも以上に仕入を頑張ろう、と思ったんですが、結果は惜しくも995点。
またしても一日千点の壁を越えられず悔し涙。
ルートの選定であやが出ました。
あと5点、なんとかなったっしょ、絶対ううっ。。
23時閉店の早稲田を後にして、見上げるとそこには微妙に曇った月。
こころなしか霞んで滲んでぼやけておりました。
帰りがけに知りました。
月蝕だったんすね。。

家に着くと、妻も子供たちも静かに寝息をたてています。
妊婦も子供もよく寝ます。
これはとてもいいことです。
僕も寝るの大好きなんですけどね、最近たっぷり寝てないですね。
たっぷり寝る日を夢見つつ、明日の忘年会のあとは、買取フォーマットの準備と、仕分&出品の追い込みだッ。
明日は忘年すっぞ!
来年はこれまでと違う新しい年にすっぞ!

2011年12月1日木曜日

除籍本2,000冊

昨日、妻がお世話になっている某大学の関係施設の除籍本の引き取りに伺ってきました。
その数2,000冊。
可動式の大型書架12列分。
120サイズのダンボール58箱分、レンタルした2トントラックのアルミコンテナの床が箱2段積みでびっしり埋まりました。
持ち帰って搬入してみると部屋に収まり切らず、玄関の外やらベランダやら箱で溢れかえってます。
この2,000冊、除籍本一括で引き受けてるので全て商品化出来るわけではなく、やはり仕分がカギとなりそう。
でも今の状態では仕分のためのスペースがまるでありません。
仕分けのためのスペースはうちの生命線なので、とにかくスペース作るためにも未出品の在庫をどんどん出品、出品、出品です。しなくては、です。ガンバリマス。

と、朝の庶務を終え一段落ついたところでブログに書いて、このあとの自分を追い込む訳ですね。
そもそも除籍本一括引受けなんてのも自分追い込んじゃってますけども。
どれだけ利益化できるかわかりませんが、まずは挑戦です。


あ、でも今日は夕方から娘の学校で面談があるんだった・・・がーん。。

2011年11月26日土曜日

変わっていきたい

先日、妻が第五子を授かっていることがわかりました。
順調にいけば我が家は、来年の夏に7人目の家族を迎えることに。
いま既に四人の子供達に囲まれて騒々しくも賑やかな毎日を送っていますが、当初こんなにも子宝に恵まれる今のような状況は全く想像していませんでした。
しかし、だからといって現在の生き方を別の可能性で計画したり想定したり予定したりしたかというと、少なくともファミリープランってやつは微塵も練ったことがなかったのも事実。
と言いつつ、心のどっかでは自分の子供達の未来を見てみたいっていうようなことをイメージしてたんだと思いますが。
まあ、とにかく、たくさんの子供に恵まれて、自分たちのことに関してこれ以上の幸せはちょっと考えられない状態なので、なんとか少しでも世の中の役に立つようなことをしていきたいなーと、ジワジワ感じ始めている今日この頃です。

2011年11月19日土曜日

スケール感

去年の夏、会社を辞めてせどりを始めたばかりの頃、父親に古本屋をやっていくのかと言われた際になんでだか少しムキになって古本屋じゃない、中古本を扱って商売してるだけで古本屋になるわけじゃない、って言ってたことをふと思い出しました。
でもこの頃、古物商許可を持ち、仕入れした本を仕分し出品・販売しお客さんの元に送り届けるという一連の作業が、あれ?俺って古本屋っぽくなっちゃってる?って、んでもってそういうのがどことなく悪くない気がしたりして、妙な座り心地の良さ、フライフィッシングの竿と糸が緩やかな螺旋を描くような妙なしなりの良さ、そんな気持ちが浮き沈みしているような面持ちで、あれやこれやと日々が過ぎていくのを感じています。

屋号をあめつち商店と定めたのも、当初は古本屋らしくあめつち堂なんてどうかしらと思いついたもののあめつち堂ではあまりに古本屋すぎると思い、もっと商売そのものを表に出して、どうと立つ姿よりはパタパタ動き回ってるほうがいいな自分らしいななんて思ってあれやこれや思案した末、ひろ~い空とひろ~い草っぱらばっかり見てたいかにも自分サイズなスケールの幼少時代の自分が日頃近所の小さな商店に出入りしてスズメの涙ほどの僅かな小遣いから雑誌やらお菓子やら漫画やらコツコツ買い求めては、そんなでも新しい刺戟に触れたワクワク感を抱いていたことを思い出し、自分はあの○×商店のあのスケールの小さな空間にあの頃なりのめいっぱいの広い世界が詰まってる、もとい世界が広がってるような気がしてたんだなぁってことを思い出し、あのちょっとした万屋のごとく親しんだ○×商店とおんなじ商店という看板を自分も持ってみたい名付けてみたいという誘惑にかられたからのことではありました。
そして、あめつちのフレーズは、Twitterで古書タローさんも呟いておられましたとおりあめつちの詞から拝借しました。自分としては神羅万象・宇宙開闢、全であり、真である、そんなことをこじつけたつもりですがさてさてこれから先どうなっていくかもさっぱり見当つきませんが、少なくとも商いそのものを純粋に楽しんでいきたいというのは、せめてもの願いです。

2011年11月12日土曜日

風邪に気をつけて

このところ仕事量が増えに増えてきたところに疲れがピークに達して体調崩しています。
変なバイキンが身体に入って悪さしてます。くしゃみ、鼻水、咳き、怠け、吐き気、と書いてるうちに気持ち悪くなってきそうです。
でも、この体調不良、悪くないな、とも感じているのもまた正直なところ。
季節の変わり目、最近めっきり冬到来の感じになってきてますが、僕はこういう季節の変わり目で決まって体調崩しますんで、まぁ自分としては自然な流れなんだなぁって。
要は気の持ちよう、みたいなところでもあるんですが、季節が変わるんなら、自分だって人間だって自然の一部、秋モードとはちょっと違う身体になっとくか、ってことで精神と体質のキーバランスが変調するんだろうと。
だから、この季節の変わり目の体調不良、けっこうウェルカムw、とはいえしんどいw

・・・

11月に入って、いくつか並行して新しい取り組みを進めています。

まず、ふぉりくろーるの出品強化。
未出品在庫が100点以上あって、これらを今月の前半のうちに出品しちゃいたいなと思い、妻と一緒に並行作業できる環境をつくりました。
例えばスキャナを2台購入して商品画像の作成を妻と二人同時に進められるようにしたり、ファイルサーバ環境構築したり、エクセルでの商品一括管理を導入したり、商品の属性項目やコード体系などの標準化のルールづくりしたり。
ロシアのヴィンテージ絵本なんて優雅なうっとり世界を構築するための水面下の必死の水かきなんつって、要するに陽の当たらない地道な作業を如何に陳腐化させないか、の取り組みなわけですが。つまり、ふぉりくろーるのこと、妻まかせにせずに、僕と妻と協力して楽しくパフォーマンスだせるにはどうしたらいいか考えた結果、というと通りがいいですが、現場はけっこう喧々諤々だったりしますけど。(^^ゞ
考えてみれば、妻にとっては仕入の時点で仕事のほとんどが終わっちゃってるんですよね。だって、品を選んでいる時点でグっと来ちゃってるわけですから、それはもうほとんどゴールにたどり着いちゃってるわけです。そこから改めて商品化の地道な作業に潜っていると、もうそれは苦痛とか苦役の世界。バンバン売れてくれればまだテンションも高くなんとかごまかしきれるのかもしれませんが、はっきり言ってニッチな世界なんでバンバン売れるなんてことはありません。(実はそうとも限らないと思ってるところもありますが。)
だから、妻の最初のグっときた盛り上がりを如何にしてお客さんのところまで届けるかが商売のキモなわけですが、要するに、妻がグっときて仕入れてくれた絵本の良さをお客さんとも分かち合いたい、お客さんにもグっと来てもらいたい、そのためには自分もグっとくるポイントをつかんでおく必要があり、だからふぉりくろーるの仕事は半分妻と共有というかフェイドしておくところを持つ、そしてそこを維持しながらお客さんに繋がるポイントを模索しそのための施策を講じる、これがいまのところの自分の仕事かなあ、と。で、絵本の表紙の他に3カット、ページの画像を掲載しているんですが、このためのページ選びの作業を僕も妻と折半でやっていて、時間効率を上げることもそうなんですが、実はそれ以上に、僕が商品に触れる機会をつくり、ロシアと妻の領域に片足突っ込んで片棒担いで、半見の姿勢でロシア・妻方面とお客さん方面と両方を見ていこう、そうなっていくことを期待しようとしてるのがホントの部分かも。

つられて、ふぉりくろーるの比重が少し大きくなってきたので、マケプレやヤフオクはより一層の効率化を図ることに。
一回あたり(現状は一日あたり)の仕入を取引点数ベースで1,000点、それを月4回で計4,000点と目標を定め、日別にやれることのバリエーションを増やすこと(確立すること?)に専念する方向にシフトしています。
いつかの雑記でも書いたかもしれませんが、要するに品をつくる、言い方変えるとプロダクトアウトのための取り組みをしっかりやるための環境・体制づくり、そういうことだと思うんですが、どうなんでしょ?EC過信は禁物と言い聞かせつつ、自分たちの品を、科のある品を作り出そうとすることはけして無駄なことではないし、やはりモノを扱う限りはアクトローカル、品を出すことでまちづくりに参加していきたいという思いも湧いてくる。そういうことへ向けて、少しでも近づけるように、できることはなんでもやっていきたいなんでもやって可能性を切り開いていきたい、そんなところなんでしょう。
まだまだケツ青く、やることは多し、です。。
いずれにしても、妻と僕が力を合わせる、その可能性の検証を、これからの半生をかけてやっていくんだろう、そのことだけははっきりしてる気がします。

さて、鼻水が止まらないのでティッシュのこよりを鼻に詰めながら書いてきておりましたが、書いているうちに鼻の通りが良くなってきた気がします。
というところで湿ったティッシュはくずかごにほおり、今日も一日ガンバろっと。

2011年11月2日水曜日

10月振り返って

11月です。2011年11月。111111、11とはいろいろある数字ですが・・・さて。

長男(通番3)秋成と3女(通番4)舎女が、今日から新しい保育園に通うことに。
既に次女(通番2)朔が通っているまなびの森保育園。
長女(通番1)璃里華は既に小学生で一人で行き帰りできるので、#2~4の3人が皆一緒の保育園になってくれてたいへん助かります。
新しい気持ちでこの年の暮れに向かって励んでいきたい。

・・・

月も替わったことなので、過ぎた月のことを振り返ってみたいと思います。
業務の上では、仕事環境の改善を主に行いました。
ロシア絵本の直販、マケプレ、ヤフオクというweb販売チャネルをそれぞれ3本柱と位置づけて、それぞれで成果を出していくために僕と妻とがより連携してパフォーマンスを出していかなくてはならない、ましてや年末に向けた足場づくりも意識しながら、ということで何かと試行錯誤の連続でした。
そんな中、特に妻は授乳期にも拘わらず常に変化していく環境の中でよく頑張ってくれたと思います。末娘も授乳やおむつ交換が済めば特にぐずることもなく、子供のせいで仕事が進まないという状況がほとんどなかったということも大きかったと思います。
やはり、仕事と家事と育児、それらを縦割りにせず、夫婦または家族で協力し合ってパフォーマンスを出していくためにどうしたらいいか、対話を重ねて創意工夫を怠らずにやってきたということが効いているんだと思います、思いたい。その点に関してはそうそう他の誰にも真似できないという自負も少なからず、と思いたい。
そして夏場にしっかり仕入と販売を進めたおかげで売上・利益ともに過去最高を記録。次の仕掛けのためのバッファを得ることも出来、買取や古書市場への参入の足がかりとなりそうな手応えを得ています。
11月は、妻との連携上の同期をもっと掘り下げて、守りに回ることなく新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思います。
いずれ海外市場も視野にいれつつ・・・

因みに、ちょっと遊びの要素もありますが、上記の一環として、妻と一緒にiPad・iCloud導入しました。
純正スマートカバーは赤が妻、ベージュが私。
自律と協調。てか。

それともひとつトピックとしては、Amazonの動き。
キンドルと電子書籍の本格展開のニュースや、FBAの受領制限の発動、PA-APIの仕様変更、とドラスティックでインパクト大なニュースてんこ盛り。
でも、これらのニュースは自分たちにとってけしてマイナスではないと思っています。
応じてやらなきゃならんことはモリモリですけど、本来あるべきカタチ、本来採るべきポジション、本来指向していくべき方向性、本来あるべきAmazonとのリレーション、なんだと思います。



プライベートでは、運動(会)の秋、芸術の秋、食欲の秋、秋を一所懸命楽しみました。
子供たちの運動会、ジブリ美術館、舞台鑑賞エトセトラ。
息子の秋成も3歳になって、秋らしさ全開!毎日楽しませてもらってます。
持ちつ持たれつ、うねっていきたいっす!

2011年10月25日火曜日

サクリファイス

Amazonでタルコフスキーのサクリファイスを注文しました。



高円寺の風呂なしアパートで一人暮らししてた23、4の頃、タルコフスキーのビデオをレンタルしまくって寝る間も惜しんで貪るように観ていたあの頃。そしてタルコフスキーは、妻と知り合ったばかりの頃にいいよね!って盛り上がった二人にとって思い出の映画監督。今は無き千石の三百人劇場でのソ連映画祭に一緒に出かけたりもしました。いまでも青尻ですけどね、二人ともそれはそれは青い青い僕ちゃんお嬢ちゃんたちのことなので、タルコフスキー観たってポエジーに酔って浸っていかにも鑑賞いかんともしがたく消費者。そんな僕らとはまるで違う次元で不変的に高みにあり続けるタルコフスキーの作品たちは、絶対無限の彼方でいつまでも輝き続けるんだろうな。でも、多分、今観たらきっと違うはずだよサクリファイス、無限遠の彼方には違いないけど俺も今じゃ1人の息子を持つ父親だよせめて子供達にはあなたとタルコフスキーあなたの最後の作品をここに。
尻の青い親父でごめん。

2011年10月20日木曜日

35の夜

10月も半ば過ぎ、ずいぶん肌寒く感じられるようになってきました。
だんだんと冬に向かって年末に向かって晩秋に憩う想いと、師走の文字通り今年は今までとは一味違う慌ただしさを迎える心づもりとで、なんでかな思わずため息が出たりしています。
こんな時だからこそ、来るべき上昇気流にうまく乗れるようしっかりと準備に勤しまねば、そんなふうにして今週はいろいろと試行錯誤に取り組んでいます。
仕入のこと、在庫管理のこと、投資のこと、経理のこと、etc...

いま手を付けているところとしてはこんな感じ、、、
1.資材等の格納ラックや商品の配架用棚の追加など足場回りを鍛えるための幾許かの設備投資
2.経理方針の見直し(これは主に妻が進めています。)
3.仕分や出品などのオペレーションの改善
4.利益目標の見直し

きっかけとしてはやっぱりAmazonのFBA在庫受領制限の導入が大きいです。
現在5,000点ほどのFBA在庫がありますが、Amazonから提示された上限はなんと5,400ちょっと。
返送や廃棄、値下げとか言って既存の在庫の回転率を見直すったってこんなバッファじゃいくらなんでもあんまりです。。
ヤフオクやふぉりくろーると複数チャネルを回していて、そろそろ出荷のオペレーションについても本格的に横串通したやり方作っていかないと、と思ってたところもあり、結論としてマケプレについては出品者発送とAmazon発送と仕分けて在庫管理するやり方で行くことにしました。

・・・

11月から4子の保育園が無事決まり、離乳準備を進めなくてはということで、今夜は母乳ではなく粉ミルクを哺乳瓶で溶かして与えてみました。
めちゃめちゃ渋って号泣されはしたものの、なんとか粘ってめちゃめちゃ不味そうな顔しながらも少し飲んでくれたので一安心。よしっ!

なんだかんだで、また新しいフェーズに移ってきたな、俺、いま移ろいにあるんだなってことをちゃんと感じられた気がした、35の夜・・・

2011年10月16日日曜日

手広

iPad2買いました!
妻のと2台買いました。黒の32G。
3Gは殺して、Wifiオンリーで月々2,200円×2台で4,400円×48ヶ月。
ちょこっと触っただけですけど、目下のところいい感じです。
商売柄でしょうか、早速iBookインストールしてみました。
フリーの英字ペーパーバックをパラパラやってみた程度でしたが、イイですね、これ。お気に入りのコンテンツ入れて読みたくなりますね。
電子書籍とかタブレットPCとか流行りの業界用語で切ってもしょーがない代物ですこれ。
自分らの商売にどう活かしていけるかこれからいろいろ試してみたいと思います。

続いて、棚をひとつ追加購入しました!
大正だか昭和初期のアンティークです。
うちの場合は、将来実店舗にも自宅用にも使えるという視点で選んでいるんですが、あっという間に品でいっぱいになってしまいました。
それでも今の規模なら回転させるのに程々で気に入っています。
これからも一役買ってくれることを期待して。

そして今日は子供達が待ちに待ったジブリ美術館。
こういう家族のイベントを挟みながらまた一所懸命を繰り返しくりかえししていきたいと思います。




2011年10月7日金曜日

しなをつくる

先日は作業台の購入により作業効率が格段にアップしたと書きました。
そのことで新たな変化として起こってきてるのは、手をあれこれ動かして物理的なスペースの中でモノを考え工夫するということの面白さとそこから得られる手応えが、思いの外商売には有効な感覚なのではないかということ。
空間ってやっぱりポテンシャルなんだなってこと。
この棚はこういう棚というのをざっくり流動的に殺しておいて、広い作業台で手と頭を思いっきり自由に動かしてまた棚に戻して、棚と作業台の間を手と品が行ったり来たり。
このリズムがとても楽しいです。
すると扱う品が増えても自然にその規模に応じた振舞いってものが出てくるものだし、どうコンパイルしてやろうかなって発想にも自然に意欲がついてきます。
まさに大は小を兼ねる。
ニュートンの猫が子猫を産んだ際に使用人に頼んで親猫と子猫用の出入口を大小それぞれ壁に作らせようとしたら、親猫が通れる口ひとつで十分では?と使用人に言われたというエピソードがありましたが、勢い重視の作業の際も、きめ細やかなステップワークが要求される際もどちらにも対応できる作業スペース。う~ん、やはりスペースってポテンシャル。
そんでもってその上で、研究にひたすら没頭して熱中するあまり大ボケかましたニュートンも、現実世界において万有引力の法則という抽象をやってのけたわけだからこれまた偉大。
物理の扱う、現実とモデルの関係って面白い、いろんな示唆をくれます。
なにも自動車やコンピュータを拵えたり新しい品種のお酒を醸造したりすることばかりが商品開発でないのと一緒で、こんな毎日の中から生まれる何か新しい品っていうのもありえるんじゃないかなぁという希望をもって生きてまいります。

それから字は違いますが女性のなまめかしいようすを表す「科(しな)」。で、ニュートンがやった業績は一般的に「科学」と呼ばれる体系として認知されています。
この「科」という字、辞書によると農作物の出来を量ることをルーツに持つ文字とのこと。そこから派生して等級や階級を表す意味を持つと。つまりひとつの秩序とか系・システムのこと。
あ~それで科学か~ふむふむ、なんですが、改めて女性のなまめかしさを表すのに「科」を作るという表現ははて?
なんとなく想像ですけども、昔の人は女の人を品定めする際に、この女性が作り出す「科」の感覚を重視していたってことかしら、と。
男女のあいだで、特別なふたりのあいだだけで取り交わされる品と科のメッセージング、いいね~、そんなふうにして品(科)を拵えていけたら楽しいなぁ嬉しいなぁ、作業台を前にしてそんなふうなことを想像しています。

2011年10月1日土曜日

9月を振り返って

10月朔日を迎えました。神奈月の夜。
日中はまだ暑苦しく感じる時間帯はありますが、夜はだいぶ涼しい。ということで9月を振り返ってみます。

9月、一言でいうと、はげしい一ヶ月でした。
汗、かきまくりの一ヶ月でした。
娘の小学校最初の運動会、同業者の人たちとの初めてのオフ会、12年ぶりの懐かしい先輩との再会、友人のお子さん4人預かったら子供が8人って家がちょっとした保育園状態、などなど・・・
仕事の上でも、過去最高規模の仕入れと品出し。ふぉりくろーるもなんとかオープンしたし。
残念ながら売上や利益は過去最高という訳にはいきませんでしたが、月の後半から徐々に効果が現れてきてますし、規模に挑戦するというテーマについては一応の手応えが得られたように思います。
10月も引き続き、9月の路線を踏まえていきたい。

・・・

今日は午前中は数字の確認やらなんやら机にかじりついた後、購入してあった作業台を設置して少し仕事部屋を模様替えして、お昼を作って学校が休みの娘と妻と食べて、ひと休みして出品を120点ほど。
それにしても作業台は買って正解でした。
仕事の効率がめちゃめちゃ上がりました。
120点の出品(クリーニングから納品出荷まで)も普通のテンポで2時間ちょいでしたが、120点程度じゃ作業台のポテンシャル持て余してる感じです。
パソコンのデスクトップも広いほど作業効率が良いのと同じで、効率を上げるための試行錯誤にかけられる自由度の違いというか。

それと、10月からは買取りも少しずつ始めてみようかなと思っています。
何はともあれ、自分のやり方、自分たちのやり方、少しずつ形になってきてるのかな、いや、でもこれからが本番だな、いよいよ締めてかからないと、そんな様々な想いが去来する秋の夜長の入の頃です。

2011年9月23日金曜日

sleep or die

ここ数日、なんとなく疲労がたまっている感じです。
要するに寝不足です。
先日オープンさせたロシア絵本のwebショップの運営が入ってきてる分妻のリソースが圧迫されていて、つられるようなかたちでマケプレの仕事が溜まりがちになっちゃって。
今月は月4,000点捌くペースで進んでいるので、リカバーするためにどうしても夜や早朝に作業せざるを得ない、そんな感じでなんだか寝不足です。
寝不足が続くと仕事のパフォーマンスが明らかに低下するのでもう是が非でも寝不足になりたくないんですけど、何事も立上げ期というのは時間がいくらあっても足りなくて・・・っていうあれです。
でもそんなの言い訳ですね。
寝不足はいかん、sleep or die。

で、寝不足に陥らないように、仕入と出品の規模をこなしていくにはどうすればよいか、そんなのwebショップの運営とかいってねーでマケプレに集中すりゃいいじゃねーか、の一言なんですけど、それだとうちの事情としてはNGなんですね。
妻の特性と僕の特性をうまく引き出した上で事業の柱を立てていく、ふぉりくろーるとあめつち商店の2枚看板を同時に運営していくことによって個性や特性の異なる者同士が大きく緩やかな循環の中にうねっていくような、そんなスパイラルを指向していきたい、それであればOK。
イメージとしては、重く大きな水車が少しずつ少しずつゆっくり回りだし、いずれ雄大な自然のサイクルの中に溶け込んであるかのごとく力強く回り続けるような。
例えちっちゃな流れでも、最初はうまく回んなくても、たゆまず力を束ねていく、今はまさにそのプロセスのなかにあるんじゃないか、そう思うわけです。
なので、水車の回転を落とさないように、あっちの流れとこっちの流れをしっかり集めて、精一杯力を束ねて、ずしと押し開いてまいりたく、まずは二つの流れを殺すことなくうまく水車に力を伝えられるようにするにはどうしたらよいか、仕組作り環境作り進めていきます。

妻は今日は疲れた、眠い、でもう先に寝ちゃいましたので、僕もそろそろ寝ます。
まだ死にたくないので。

さ、一杯飲んで寝よ寝よ!

2011年9月19日月曜日

バザー、飲み会、ふぉりくろーる

昨日はとても暑い熱い一日でした。

まずは昼から町内会主催のお祭りに家族みんなで出かけたこと。
大塚公園内の広いグラウンドでバザーをやっていて、たこ焼き、チヂミ、焼き鳥、ドリンク、子供たちの洋服など買い物を少々。それと本を数冊せどり。
当たり前ですけど、バザーって安いんですよね。
おしまいの頃になると全品10円!とか。
テーブルとか、ベビーカーとかまで10円!
活気があっていいもんです。
場があって、みんなでモノを持ち寄って、人が集まって売ったり買ったり。
市場っていいです。

夕方からは横浜に移動して、同業者の飲み会に参加してきました。
ツイッターやはてなグループで一緒の方から声がけ頂いて、皆さん初めましての方々ばかりでしたが、ワイワイと楽しく過ごすことができました。
メンバーはエーブックさんやハイカラ堂さんはじめ10人ほど。
組合の話、せどりの話、などなど。
やっぱりちゃんとやれてる人ってそれぞれの色を持ってらっしゃいますね。月並な言い方ですけど。
多分、組合入りますね、私。
幅が広がる気がします。
幅広げたいんで。
ただ、お酒が美味しすぎて深酒しちゃって、道に迷って、帰れなくなっちゃったのは反省です。

・・・

最後にお知らせです。
かねてより妻と一緒に準備してきたウェブショップ、晴れてオープンと相成りました。

ロシア・ソ連の絵本のお店 『ふぉりくろーる』

妻の個性を120%活かしたイカしたアレになってますんで、どうぞ物色してやってください。
よろしくお願い致します。

2011年9月12日月曜日

沿道の観客

八月の猛暑の中、汗をかきかき精を出した勢いに乗っで、九月も真夏並に暑さが続くなか汗をかきかきミニバンバン飛ばしてます。あ、移動はもっぱら電車ですけど。
妻も産後期を完全に抜け、仕事に家事に育児にお互いフル稼働、そんなこんなで現時点での今月の仕入点数は1800点を超え、既に先月の仕入点数を上回りました。因みにビームは使ってないです。

もちろん、ブックオフがセールをたくさん開催してるからというのもありますが、それ以上になんか吹っ切れた感があります。
それは、自分がお客さんに何を求められてるかを意識するのではなく、自分の目指す場所へ向かう途中に出会う数知れないお客さんのイメージを見てる感じです。
例えるなら、マラソンや駅伝なんかのロードレースで沿道のお客さん達が旗振りながら後ろに過ぎ去って行く感じ。
確かに力を頂きました!なんつって一歩一歩踏み抜いて行く感じ。

次はいったいどんなイメージが映ってくるのか、ひたすら実践を繰り返していきたいです。

2011年9月4日日曜日

ロゴマーク

もう先月のことになりますが、高校時代の同級生の絵描き人に、うちのロゴマークとロゴタイプをつくってもらいました。
どことなく陰陽道。
早速このブログやTwitterのアイコンに設定しています。
これから先きっとこのロゴマークを見る度に初心に立ち返ることを思い出しては精進を続けていきたいと思う今日この頃です。

絵描き人のサイト
http://nextmame.blog98.fc2.com/

友人の絵描き人に見積りを頼んだら、絵本、これを見ないで死ねるか、というものをくれ、というので、妻が仕入れたばかりのロシアのヴィンテージ絵本・レーベジェフ挿画のものを三点送りました。

好きで一生懸命でいられるってのはシアワセなこと、そこにまろうどがふっと出会うシアワセ。
そういうのを育んでいかんとな、そのためのあめつちな、そう思う今日この頃です。

2011年8月31日水曜日

夏のおかげ、夏のせい

時々、いい子(いい親・いい大人)面してる自分にムラ・イラっと来たりしますが、いや別にいい子面してないし、普通にお前はひどいよって言ってもらいたいわけでもねーくせに、もがいてもがいて、夢を描いて、夢にむかって、死と成長、死と成長、死と成長、死と成長、何処にいても太陽太陽太陽、海、山、氷。35歳と4箇月、生きてますよ、生かされてますよ。娘や息子や妻がいて、身内や仲間が居て、商売があって。持ち上げて、押し下げられて。
7月の大貧乏くじ大吉状態から抜け出して、8月はなんでんかんでんで6月のペースに迫る程に回復。ひとえに夏のおかげかな。しかしキャッシュフローは油断ならねぇ。

・・・

いつか間宮海峡を越え、タタール海峡、韃靼海峡と渡ってみたい。渡るべきかも。
週末に遊んだ中国出身の友人宅の部屋の壁に貼ってあった中国俯瞰地図を眺めながら思った。
そして台湾、广州、印度、ペルシャという道のり。

・・・

相変わらず燃焼してます。
ただ、この週末、集まりやイベントが続いてひたすら飲んで食べてしてましたんで、おかげで2キロ肥えてダイエット開始時状態に迫る程に回復。ひとえに夏のせいです。
娘も夏休みが終わりますんで、僕も夏のせいにするのは終わりにします。
9月は4キロ落とせるようにガンバリマス。

2011年8月22日月曜日

久々の千葉仕入を経て

昨日21日は一日千葉で過ごす日となりました。
かねてからうちの姫姫太郎が千葉のじじばば宅でお泊りすることになっていて、ちょうど千葉県内のいくつかのブックオフで半額セールがあるということで、せっかくなので送りがてら千葉での仕入れを久々にやってやろうと。
で、開店から18時まで4店舗廻って合計360点。
借りた軽自動車のすべてのシートとトランクが荷物で一杯になり、アクセル踏んでもなかなか車が前に進まないという状態。
それに途中駐車場がいっぱいで入店すらできなかったお店があったりで、なかなか思い通りにいかない部分もあるにはありましたが、それらを差し引いてもそこそこの仕事にはなったと思います。
でも逆に達成感とか充実感とかは全然なくて、むしろまだまだやり残してる感じがして、それがいったいどのへんなのかちゃんと反省して突き止めておかなくちゃなと。
このへんがスッキリしてこないと次に進んで行けない気がしています。

普段日曜日は休業日と決めているんですが、めいっぱい仕事したので、今日は代休です。
午前中は子供たちが居ないので家がとても静か。
少し寂しいもんだね、なんか抜け殻みたいな気分、ってそう正直に妻に話すと、子供が成人して家出たあとかつ君(妻が僕を呼ぶときの呼び名)だいじょうぶ?って妻に言われました。それを言われて、一瞬戸惑いましたが、あ、やっぱり自分は仕事に向かうとき、心のどっかで子供たちのために頑張ろうとしてる部分がまだあるんだなってことを感じて、だから少し考えて気を取り直して、子供は勝手に育つんだから何かを育みたいと思うならそれは別のものにしなくちゃ、会社とか事業とか技術とか、未来に向けて投げかけていかないと、それをオレはやるからだいじょうぶだよって応えました。
私たち夫婦のなんと青臭いことよ。

お昼は妻がスパニッシュオムレツを拵えてくれました。
もっとニンニクを利かせたのが好みではあるけれど、トマトやなんかの野菜の青にがさにどことなく安心。
だいぶ涼しくなってきたし、自分たちの青臭さに負けず、恋(妻とのです、念のため)に仕事に益々励みたいと思います。

2011年8月19日金曜日

体質改善

ダイエット出来なきゃ死にます宣言してから2キロぐらいは体重落ちたでしょうか。
頑張ってます!燃焼してます!
途中、岩手行っていっぱい飲んで食べてしたり、戻ってきてから友人とベトナム料理食べて飲んでとやってるんで結構カロリー取っちゃってるんですけど、太っていない、どころか2キロ痩せた、というのは実にいい傾向ですいいペースです。
多分、ダイエット出来なきゃ死にます宣言してからこの方、いつも燃焼しているのが効いてるんだと思います。
燃焼、です。燃えてます。燃やしてます!

これってつまり、所謂体質改善ってやつだと思います。
体の中に取り込んだものは、燃やせるものはしっかり燃やし、燃やした際の副産物である水分や燃えカスはしっかり排出する。
このサイクルがしっかり活きてるカラダになってる気がします。

以前はこの内燃機関をしっかり動かすという発想にあまり基づいていなかったなぁと思います。
扱う対象は大抵インプットとアウトプットの質・量ばかり。
インプットしてアウトプットするこのブラックボックスたるマイボディのことを、燃焼機関として捉えて運用してみるというアプローチ、これは我ながらなかなかスッキリわかり易い。

多分ですけど、このことって何も個人だけに限った話でなくて、組織や集団においても同様に適用できるイメージじゃないかなって思います。
電気を大量に生み出すために再利用できないカス・汚染物質を大量に発生してしまうような仕組みではなく、有機的に、紡ぎ合っていけるサイクル、いろんなところにある小さなサイクル、たくさん集めて束ねて、未来の活力にしたいもんです。
体質を少しだけいじってやると今までと違った視点が見えてくる、そういうこともあるのかもしれないな、そんなことを感じながらのこのダイエット、続けていきます!

あと13キロ!

2011年8月11日木曜日

Diet or Die

最近ダイエットをはじめました。
というのも、明日12日から再び岩手に帰省するんですが、その際に現地で三女おきめのお宮参りと写真撮影を予定していて、せっかく記念に残るのにあんまりぽっちゃりしてるのも如何なものかなと思い断行を決意いたしました!

思えば31歳でサラリーマンになり、34歳でやめ、現在35歳。サラリーマン時代の3年間にピーク時体重が15キロ増大(約1.3倍!)してしまい、残念ながら今もお肉はそこここにくっついたまま。
いやはやこの15キロのお肉、流石にそろそろ落としにかからなくては…

そもそも、なんでこんなに太ってしまったか、直接的な原因は色々あるとは思いますが、太ったくらいじゃ人間死にゃしない、太ったまんまでもちゃっかり生きていけちゃってるって所が根本的な問題なのでは、という仮説をたててみたのです。
あ、念の為に申し添えますと、私自分で太っちょとは言うもののぽっちゃり程度で所謂デブ・肥満体と言うほどではないんですが、要するになんでこんだけ体重増加してんのに放って置けたのか、というところに注目してみたいんです。
で、究極的には、15キロ太った所で命に別状はないという認識のところに立ち戻りますが、これを放っておくと、やれメタボだ脂肪肝だと医者から勧告を受けるようなレベル手前でとどまっときゃなんとかなる的な発想になっちまうんですね。旨いメシ食った後はちょっと減量すりゃいいやみたいな、そういうおおざっばなやり方に終始してしまう。いや、それどころか、そういう在り方の上に何もかもが乗っかり考え方や行動様式がそんなパターンに支配されてしまう、そんな状態になってたんじゃないかっていう認識です。つまり目の前に拡がる無限の選択肢を前にして漫然と行動を続ける。これではいかん。おれには選ぶ権利なんかねぇ、One or Nothing。
なので、これからはこれです。

「15キロ痩せなきゃ死ぬ」

常に、15キロ痩せなきゃオレは死ぬんだ、という危機感を持って過ごす毎日。そして、家族を残してまだ死にたくないので、確実に15キロ痩せたいと思います。

2011年8月1日月曜日

7月振り返ります

7月は一言で言うと、、、難しい月でした。
※そもそも簡単な月なんてないんですけど。

とにかく売り上げが大幅ダウン。
前月比30%以上落ちてます。
6月の利益がふっとびました。
しかし、次月以降のこともありますので、利益は二の次で仕入を増やし、建て直しを図りました。
このペースを加速させてやらないといけない。

振り返ってみるに、目標に対して動きが甘かったです。
6月良かったのと、赤ちゃんがやってきたりと、どっかで油断というか緩みが出たんでしょうね。

7月の中旬ごろからこれではいかんと帯を締めなおしてやった分、出品や仕入などのオペレーションはずいぶん良くなってきました。
僕の段取りもよくなってきたし、妻が作業に入れるようになってきたし。
とにかく、8月は目標の達成に必死にならないとなぁ。


で、在庫健全性レポートによると、、、

7月末時点での販売可能在庫数:3,180

・保管日数0~90日の販売可能な在庫数 1,670(52.5%)
・保管日数91~180日の販売可能な在庫数 652(20.5%)
・保管日数181~270日の販売可能な在庫数 632(19.9%)
・保管日数271~365日の販売可能な在庫数 216(6.8%) 
・保管日数365日以上の販売可能な在庫数 0(0%) 

FBAはじめてまだ1年未満なので、保管日数365日以上の在庫は0です。
それ以外はまずまずそれなりの回転でやれてるんじゃないでしょうか。
しかし、販売はまかせろ、その分MDに注力しろと言ってくれてるby Amazonさんですが、7月はなんだかガタガタで出品者にあーしろこーしろと注文ばかりしてくる印象。

マケプレで買い物しようと思って中古品の出品一覧を見ていても、コメントがいかにも作業効率重視で当てにならず、マケプレの古本の印象、これじゃ良くないよなぁ。。

と愚痴ってても始まらないので、さ、お仕事お仕事。

・・・

30日にリブロ池袋の古書祭りに行ってきました。
オープン前からたくさんの行列ができ、賑わいを見せておりました。
ただ、なんとなくですけど、イベントとしてガツンと、グッと来る感じが乏しい印象。。
なんかもうちょっと盛り上がる要素があってもいいんじゃないのかなぁとか、勝手ながら感じておりました。
なんというか、古書祭りと祭りを謳っているのだし、祭りらしい要素がなにか・・・。

祭り、ね。

2011年7月27日水曜日

ダンボーだって進む

蝉の声が響くようになりました。
先週は少し涼しかったのも束の間、また暑い夏が帰ってきたようです。

・・・

自分がこれまで歩んできた道のりを振り返ったときに、スカンと抜けた一本道を期待していたのにそこには鬱蒼と茂った山道、いや道ならぬ道ばかり。
年を経るにつれ、より深い茂みにはまりこみ鬱蒼さは増すばかり。
そんな経験、誰でも一つや二つあるもんだと思うのですが、今私の前後にあるのはどこまでも果てなく一本スカンと延びた細く長い平坦な道。
ロードサイドにはブックオフどころか建物ひとつ電柱一本人っ子一人いない、つまり何もない、ただひたすら道が一本延びてあるばかり。
だから思います、急いだって、のんびり行ったって一緒だ、って。
自分は、永遠から永遠に延びきった一本道の上にいる、それだけの存在。でも道はある。
往くも戻るも自分次第。
どっちか方角決めてひたすら進む、それしかないっしょ、って。
進もうよ、取り敢えず、ね。

・・・

いま、自分がモノを売って暮らしているせいで、どうも自分がお客さんの立場でモノを買うということがあまりなくなってしまいました。
それはいかんなぁ、という気持ちもあるんですが、なかなか欲しいという思うものが見当たらない。
いや、あるにはあるんだが、どうしても贅沢品。嗜好品。むしろこっちが売りたいぜ、というものばかり。。

しかし、とうとう買ってしまいました。(正確には5月に注文して昨日やっと届いた・・)
ダンボー。しかもAmazonバージョン。



















これからは、これをきっかけに、少しずつでもグっとくる買い物を出来る範囲でやっていきたいなぁ。
奥さんと二人きりで食事とか美味しいお酒とか、赤ちゃんいるから無理なんだけど、恋しくなってきたなぁ。。

2011年7月20日水曜日

トリプティーク

15日から5泊6日、実家のある岩手に帰省してきました。
16日は法事、17日は観光、18-19日は仕入、というスケジュール。この間毎晩呑んでたので少し内臓がぐったり気味。

・・・

実家では、妹や両親たちと家族のことで色々と話す時間が持てました。
妹が自立したいのになかなかうまくいってないって言うんで、あーしたらどーだこーしたらどーだと喧々諤々。
かなり熱くなって親父と口論みたくなるシーンもありました。
最終的には親父の方から、口論したって仕方が無い、結局なにやるにしたって一朝一夕でなんとかなるもんなんか何もない、とまとめに入られて、それはつまり、自分の周りには何かというとなんでも一朝一夕でなんとかなると思ってる輩が多くてイラついてしまうんだ、と言っているようにも聞こえ、と同時に、そういう人達も居て世の中が成り立っているという動かし難い事実があってそれを受け入れていかなくちゃならないことがあるってこともよく分かってると、要するにある種のジレンマ。
後あと考えました。何故自分はあんなふうに熱くなったんだろう。何に対して熱くなったんだろう。
やっぱりジレンマなのかな、多分、親父が自分に抱えてるジレンマに焦れ、そのジレンマをやり込めようと、なんとか統合してやろうとしているように見え、そのやり方じゃ無理を来たす、そう言いたかったのかな、と。
まぁ僕も熱くなっちゃってるくらいなんで、それは自論で人を押し固め無理に統合させようとしてたってことなんだから、その場で親父にジレンマを無理に統合なんかしなくていいなんて言える余裕なかったし、んなこた親父だって頭じゃわかってんだろうし。
破壊的な創造と創造的な破壊、親父には、僕の言うことが後者に聞こえ、親父は必死で前者を志向してるって事なんだろう。
無論、僕だって前者の立場に立つ事を意欲して止まないし、後者の強い誘惑に駆られずにやってこれたなんて言うつもりも毛頭ない。

そう言えば、自分はよくよく多重人格でいきたいと思い、自分の中で人格として出来上がって来ているものを、できるだけそのまま統合せずにそれぞれに任せるやり方をとりたいと思ってやって来ているんだったと思い出した。

今度お盆に帰った時は、妹達の旦那さん連中と男飲みでもやりたいな。

2011年7月15日金曜日

共に

日付け変わって15日、今日は岩手に帰省の日。
向こうにいる間は出品作業が出来ないので、できるだけ気張っておきました。
おかげで?今週一週間(6日間)で400点ほど出品。
家事育児の担当分こなしながらでも、集中できればこれぐらいは出来るという証左。
1日に200や300こなす人から見たら確かにしょぼいかもしれませんが、ペーパーバックの単行本400とは訳が違うよとこちらは言いたいw
家事育児のさなかでも結果をちゃんと出すにはどうしたらいいか、考えながら行動してきたことが少しずつ実になってきてるんだと思います。
ちょっと逸れますけど、例えば息子がおもちゃで遊んでいるのを見ていると、不意に何か閃いたような素振りでおもちゃ遊びに段取りを付けていたりします。なるほど~~っと思わず頷いたり。

・・・

また少し電子書籍のことを考えています。
僕は電子書籍は割と早く一般化するんじゃないかなぁと、期待も込めてイメージしています。
インフラはまだ整備されていないですけど、AmazonやらAppleはじめ、プラットフォームサービスプロバイダのどっかが落としどころ付けるんじゃないかな、とか。
ただ、レコードやカセットテープがCD、VHSがDVDにとって代わられたように紙の本が電子書籍にとって代わられるっていうことはないんじゃないかなぁとは見ています。インフラということを考えれば、CDとMP3のようなダウンロード販売といった販売手法の違いのほうがむしろクローズアップされて然りかな、と。
物理メディアとオンラインデータ形式との違いは、やはり所有と利用なのかな、と。文庫1冊、単行本1冊だったら紙の方が圧倒的に合理的。要するに、電子書籍が紙の本をレガシーなものとして押し出してしまうなんてことは有り得なくて、むしろ共存・共栄の関係にあるんでしょう。だといいなという期待も込めて。

・・・

最近よく思うのは、事実って、経験しないと事実化しないってこと。
この場合の経験は直接体験のみとは限らないんだけど、要は避けて通るなってこと。
自分は関係ないとシラフ決め込んで一歩踏み込むことをしないと、周囲にあって既製の事実であっても、それは自分にとって事実化しない。
僕はできるだけ事実を手に入れたい。
自分の周りにたくさん事実を置き、積み上げたい。
そしてそれらの事実らは、僕とともに常に定まることなく、影響しあい、いまここにしかない現実を作り出す。そんなふうにして、ひとつひとつリアライズしていきたいと思ってますよ。

2011年7月11日月曜日

それでも信じたい!

今週の金曜日、15日、実家の岩手で法事があり帰省します。
妻と乳児はその間お留守番。
もちろん、せどり遠征も兼ねまくる予定。
震災以降あちらこちらで東北の状況について書かれた記事を目にしてきましたが、4ヶ月経ってやっと現地の土を踏むことになります。
複雑な思いがさまざま湧き上がってきますが、さて。。

・・・

法事で仕事を休むことになるので、今のうちに積上げておかなくちゃということで、少しペースを上げてがんばっているところです。
今日は日曜なので家族でゆったり過ごしましたが、昨日は。妻にラベリングを応援してもらいながら130点4箱をFBA出荷と、ヤフオク対応少々と、自分なりにはよくがんばりました
明日からの4日間もトップギアでがんばります。

ところで、4児の出産後、なかなか新規の仕入ができなかったり、いろいろと試行錯誤していたりとで、マケプレが少々おざなりになってましたが、ここから先少しねじを巻いてかかるためにも、リソースの管理をしっかりしないと、ということで、今の状況における一日の行動を振り返ってみることに。
以下は、7月に入ってからの平均的な一日の過ごし方です。

0530-0630:起床、事務、情報整理
0630-0730:子供を起こす、保育園準備、朝食、身支度
0730-0815:保育園に2児の送り
0815-0900:掃除・洗濯干し
0900-1730:仕事
1730-1815:保育園に2児の迎え
1815-1845:子供と風呂
1845-2000:夕食・後片付け
2000-0000:仕事・読書・エトセトラ・就寝

だからなんだってことないんですけど、こうして改めて自分の一日を眺めてみると、家事育児と仕事のバランスがほぼ1:1なんですね。
仕事の時間が足りないような気がしちゃうんですけど、自分の場合、世帯を切り盛りしていくに、如何に時間をかけずに仕事をこなすかという、仕事の質の問題にいつも直面させられます。
そりゃもうビジネスモデルとか戦略とかの問題だよと言い出したらキリがないんですけど、今やれる範囲でアウトプットを最大化するには、0900-1730の仕事の時間、ここの集中力を如何に引き出せるか、がカギ、という結論に至ります。
そうなると、2000以降は、翌日以降の仕事の準備をしたり、中長期的な視点でもって勉強したり考え事したりというのが中心的になるのが自然な発想です。
しかし、そうは問屋がおろさない。
現実は厳しく、1845-2000の時間にかなりの確立で失策を犯してしまっています。
つまり、晩御飯のあまりの旨さに思わず食べ過ぎてしまったり、一口目のビールのあまりの甘美な刺激につい飲みすぎちゃったり。。
人間だもの仕方ないじゃん、メリハリだよ、そのほうが次の日発奮できるはず、という言い訳をいつも自分に言い聞かせながら。。そして週末はそんなことすっかり忘れて一週間立派に計画通り過ごせる立派な自分を妄信したくなってしまうんですね。
6月の頭にはストイックにやるぞなんて記事を書いた筈だったんですが、まったくストイックとはかけ離れた毎日・・・。
いやまじで、なんか手を打ちたいです。打つぞ、なんか次の手。
たぶんこうして書くとなんかやれた気になっちゃうっていうのがきっとよくない。よし。わかってんじゃん俺、偉いぞオレ!

・・・

れんぽんさんの記事にもありましたが、大手出版社がビシバシ電子書籍のリリース進めていくようですね。
iPadみたいなタブレットPCを優雅にタップしながらグラフィカルな電子書籍のページを繰る人々、モバイルスイカみたいな電子マネー対応の携帯・スマホなんかでキオスクでペットボトルと一緒に小説や新聞をピッて購入する人々、なんとなくイメージします。ブックオフでも電子書籍と中古本併売していくのかなぁ、とか、電子書籍自動販売機とか、ありえるよなぁとか。
後は、ラッシュアワーの電車内でタブレット使ってても危なくない状況に早く日本がなってくれることを切に願うばかりです。

・・・

最近取り組んでいますヤフオク攻略。
まだ結論を出すに至っていませんが、なんとなく道筋は見えてきた気がします。
やっぱりマケプレとヤフオクは両方こなした方がいい。現時点ではここまでですが、これが実感できただけでも大きな前進です。
それと、妻と進めていますオリジナルショップ。こちらもこちらで道筋は具体的に見えてきた感じです。
やはり年内にひとつの区切りがつくイメージかな。
今回とお盆の岩手帰省もうまく絡めていきたい。
子供と商売、それぞれがちゃんと育ってくれるために何をしたらよいか、育てるのではなく、育ってくれるための何か。何か、何か、何か・・・



よし、寝ます!

2011年7月6日水曜日

一足早めに

第四子も無事に生まれ、いつのまにか六月も終わり、時節は七夕を迎えようとしています。
六月の終わり、要するに出産間際からなんやらかんやら忙しくて目が回ってますが、天使のような我が子達(うるさいガキども)の成長と商いそのものの新陳代謝がうまくいってくれてるおかげで元気でやれています。

あらためて六月を振り返ると、今更ですが、月の売上も利益も過去最高となり、出産を迎えるに実に望ましい状態であり、この点は素直に評価したいと思っています。
ただ、震災後の残需要が影響していることは存分にあると思うので、一層引き締め、パフォーマンスの向上に励んでいきたいです。

・・・

先日、某所のブックオフでせどりしていたところ、吉岡実と田村隆一の全詩集と出会いました。
まさかこんなところで、、、。
しかし、せどらー失格な僕は、彼らの全詩集をとても売りさばく気になれず我が家の硝子戸の書架に並べ収めることにしたのでした。
二冊並んだきっちり矩形のその背を眺めて、一足早い盆の訪れを思わずにはいられませんでした。
南無。
それに今年は祖母の三回忌、15日から郷里岩手。
なんやらかんやら、手を緩めてる暇はなさそうです。

2011年6月29日水曜日

暑さとの戦い

6月26日(日)早朝、第4子が無事誕生しました。
3人目の女の子で、なんだかきゃぴきゃぴした家になりそうで、息子と二人、ギャルパワーに負けないよう今からちゃんと鍛えておかないとななんて冗談言い合ったりしています。
※息子はまだ2歳なので何のことかよくわかってはいないでしょうが、結構いいやつでオヤジの戯言にマメに付き合ってくれるので助かってます?
という訳で妻も赤ちゃんも今月いっぱいは助産院にお泊りなのでオチビ3人とワイワイ騒がしい毎日ですが、スキを見ては、前回のエントリーで宣言したとおり、ヤフオク攻略に向けて少しずつ取り組み進めております。

とりあえず今やっているのは、マケプレにカタログのない商品が200点ほどあるので、それをどう扱っていけばいいのかの試行錯誤。
ツールもいろいろ試してます。
で、少し乱暴かなぁとは思ったんですが、前から一度やってみたかった1円スタートオークション、これ思い切って全商品適用してみようかと。そしてそこから何が見えてくるのか。

ヤフオクの出品はまだ不慣れなので、最も効率的と思えるやり方をいろいろ手探りしたり、ツールの活用処を見極めたり、そういうのに敢えてじっくり時間をかけました。おかげで何となくツールを使った勘所が押さえられてきたので、今月残り明日・明後日二日間ですが、全品出品できるよう頑張ります。
そしてマケプレも出品します。
あとは、暑さかな。。
夜は冷房を軽くかけておけばそれなりに集中できるのですが、家事・育児と両立せにゃならんので夜更しは出来ない。
日中の暑さの中をどう数こなしていくか。
子供も人数多いし、扱う商品も数多し。ん~~~暑さと数か。比較的涼しい時間帯にどれだけ集中できるか、かなぁ。

2011年6月26日日曜日

奇想ヤフオク学再読

昨日今日と、エーブックさんこと橋本憲範氏が2007年に出版された「奇想ヤフオク学」を再読しています。
初めて読んだとき、なんか直感的にこの人自分とちょっと似てるかも、って思いがあって、うんうん頷きながら一気に読んだことを思い出しますが、今回はある観点をもって読み直そうと思ってやってみました。

まず、今回一番ゆっくりじっくり読ませていただいたのは、市場の記事。
初めて市場に参加したときの心理描写など、自分と重ねて読んでみると、結構手に汗握りワクワクしちゃいました。
今の古書市場はこの本が書かれた頃とはまた状況が変わってたりするのかどうか、実際に自分の目で確かめてみたい、そういう気持ちが高まってきているのを感じることができました。

そして、今回あらためて通読してみて思ったのは、ヒッチハイクの章の存在感。
これ、挿入される場所が絶妙。
ご本人も本文で断っているとおり、古本販売には全く関係のないエピソードなんですが、ここでインテルメッツォ、ちょっと幻想的ですらあります。例えるなら風の又三郎?さすが元作家さんってな感じで、いやぁ、こういうの僕好きです。

・・・

話は変わり、6月も残すところあと5日。
このままのペースで行ってくれれば売上・利益ともに過去最高を更新できそうです。
震災後、それまでのやり方を壊さざるを得ない状況に突き当たり、そこからもう一回組立直し、3ヶ月続けてきたことが成果として表れてきています。
自分の考え・選択・判断が、少なくとも間違いじゃなかったんだということにホッとし、同時にずいぶんと自信になってんだと思います。業績が上がった、ということ以上に、この自信を得られたことが何よりの収穫です。

・・・

さて、じき4児の父となりそうな今日この頃、これまでのところ自分にとっての鬼門関門であるヤフオク攻略に向けて、本格的に乗り出してみるとしますか・・・。

2011年6月24日金曜日

じたばたすること

専業せどり2年目の梅雨、もともとエアコン嫌いなので世間の節電モードもあまり感覚的に切替を意識することなく過ごしています。外にでたときに去年までは寒くて体が痛くなってしまうことがよくありましたが、今年は冷房抑え目で僕としては助かってます。でも願わくば冷房に負けない熱いボディを手に入れたい。

・・・

最近、また迷ってます。血迷ってます。
妻と一緒にネットの古本販売業を営みながら、子供4人の6人家族、まずはこれ最低限経済的な不安に苛むことがないくらいに元気にやっていこう、そのうち少しずつ余裕を得られたら親戚や友人たち、ゆくゆくは広く社会にもらった元気を返していこう。これ、僕と妻の現状の総括そしてややきれいごと寄りな希望、なんですが、ブックオフでせどりしていると正直、しょんべん詰り糞詰り、息も詰って毛穴も詰って血管詰り、ものすごく蓋されている感覚に襲われ、誰のせいでもなく自分の力及ばずな自分のそのつまりかっこ悪さに眩暈をおこしてます。
フリーマーケットって自由市場のことだと思ってたら蚤の市だったって知ったとき以来の眩暈です。
そうか、俺は蚤みたいなもんかぁ。美味い血とそうでない血の味の違いには気づけても、結局人の血吸って生きてることに違いはないか。みたいな。が~ん。
仕入れて売る、突き詰めるとそれだけなんですけど、そのことだけに集中できないわ・た・し。
まだまだじたばたが足りないんですねきっと。
もっともっとじたばたしねぇと。

2011年6月19日日曜日

地域という感覚

18日土曜日、友人の結婚式に参加してきました。
この友人、渋谷の富ケ谷でアヒルストアというバルの店主。
学生時代はいっしょに音楽やってた仲。
僕の青春はこいつ抜きに語れない。
それにしたって、友人の結婚ってのはなんか本当に嬉しいし、めでたいし、ワクワクする。
おめでとうって言えるってすげぇ。馬鹿みたいだけど最近本当にそう思う。
富ケ谷であいつも頑張ってる。楽しくやってる。そういうのをもっと増やしたい。





・・・


この頃、大塚・目白・池袋・雑司ヶ谷・早稲田、といった界隈がベースになりつつあって、要するに生活してるってことなんだと思うんだけど、生活が此処にあると、自然と人の生活に対して見通しが持てるような気がしてきて、なんというか、アイディアが湧く感覚がある。あめつち商店とbookinist秋月華に何をどうプラスして整理して所謂マルチコンポーネント化していくかのプロセスが自然と描けてきている期待がある。


・・・


今日19日日曜は、昨日たくさんお酒飲んだんで、スッキリしたくて2ヶ月ぶりの銭湯に。
子供3人連れてゆっくり浸かってきました。
しかも今日は文京区のお風呂屋さんではバラ湯の日だったみたいで、色とりどりのバラのいい香りが湯室にいっぱいで、子供も大喜び。つられて大人もニコニコ。いい時間だった~。


・・・


うちの息子は女の子に周りを固められているせいか、こころなしか所作や言動がオカマっぽい。
オカマっぽいこととは微妙に違うけど、年子の姉の花柄のワンピースがたいそう気に入ったようで、ずっとほっぺたスリスリしたりチューしたり、ちょっと危ない子になってた。
銭湯でバラの花をたくさん見たときにもオカマパワーに火がついちまうか?と変な期待をもったけど、花、あっちいけ~って普通に男の子だった。肩透かしではあったけど、まぁ、これでいいんだよね。

2011年6月12日日曜日

難しい仕入も勉強代込と思えば高くない

今日(11日)は、高円寺の西武古書会館にて、均一祭に出かけてきました。
出がけにちょこちょこサイトいじりしてたらあっという間に時間が過ぎていて、10時からの催しなのに、家を出た時すでに10時を回っていたという体たらく。
長女も連れてええい楽しんでしまえ~と半ばやけっぱちで出発。

途中、中央線で移動中、向かいの席に座っていた若い男の方、カメラ片手に、中央線と子供をテーマに写真を撮っているので、娘を撮らせていただけないか、とのこと。
なんだか面白そうな気がしたので快諾。
すると車内で何枚かパシャ、荻窪駅で降りてまたパシャリ。
名刺をお渡しして、相手方のご連絡先などもいただいて、近々個展を開くというので是非遊びに行きますとお約束。娘の写真も焼いたら送ってくださると。
なんか不思議な出会いでした。

そんなこんなで西武古書会館に着いたのは11時頃になっていました。
成果は、流石に渋かった・・。
それでも、中には中国ものや法律関係と学術系でそれなりに拾えましたのでまぁ良しとしました。
にしても200円均一ともなると雨にも関わらず結構人がいらしていて、なかなかの賑わい。
せどらーの方も数名お見かけしました。

という訳で、最近はもっぱら古書の世界への探求に自然と足が向いてしまうのでした。
いまはとにかく世界を拡げたい、そのための勉強、そんな心持ちです。

2011年6月10日金曜日

どっちも大事

物事には少なくとも同時に異なる二つの相貌があって、ジキルとハイドしかり、ムイシュキンとロゴージンしかり、で、弁証法なんてこの相克とかせめぎ合いの中からしか歴史は紡ぎ出されないなんて認識の方法だったりするし。
綺麗事だけじゃ世の中渡りきってけないけど綺麗事のひとつも叶えられないようじゃあまりに淋しい。

ブルーオーシャンもレッドオーシャンも片方のみの立場に囚われず、ハイブリッドに捉えたらいいと思う。
誰も見向きもしないようなモノに光を当ててやれるのも、皆が注目するモノが分かってなきゃできんこと。

せどらーのマッハ阿部さんがご自身のブログでよく「選択と集中」というフレーズをお使いになるけども、これは選択という横の概念と集中という縦の概念をクロスさせよっていうある意味ハイブリッドな手法のことを指した言葉と言えると思う。あとは何を選択するのか、そして何故それを選択するのか。大事なのは選択し集中する前の呼吸とデザインでしょう。

私と妻は、本と暮らし、というコンセプトで、本をきっかけにしてお客様の暮らしにいくらかでも関わっていけるような事業を作っていこうとしています。
現在はbookinist秋月華(ぶっきにすとしゅうげっか)という、味わいのある確かなものをセレクトして提案していくお店をヤフオクで展開しつつ、あめつち商店では商売そのものを地で行くためのプロセスを実践するというスキーム。妻はどちらかというとスペシャリストで、僕はどちらかというとゼネラリストで、そんな二人がハイブリッドに、自分たちにしか出来ない何かをやろうと手を組んで歩んでいく、基本はそんな感じ。なのでbookinist秋月華は妻が主、あめつちは私が主になってます。

デキ婚ならではの運命委せなスタンスで、でも決して流されないで元気にやっていきたいもんです。

2011年6月5日日曜日

落差

ドストエフスキーの小説、「白痴」のラストで、主人公のムイシュキンは元の保養地での療養に帰っていきます。

唐突ですけど、この療養する人の佇まいって、ものすごい。
やれるだけのことをやって、飽きるくらいやってみて、やりきったら枯れてもいい、最近つとにそう思います。
というか、やりきった先の真っ白な状態に、白痴の主人公ムイシュキンの最後の佇まいに憧れを抱いてるのかもしれません。

自分でおかしなこと書いてるなぁとは思ってるんですけども、ことあるごとにこのムイシュキンの佇まいが脳裡に浮かんでは消えするんで、なんでかなぁと。都度問題の根を堀るのは先送りにしてきてるんですけど、そろそろ気がつくことないかいってこと?

商売とはいまのところまったくもって直接関係の無い話です。
でも、このムイシュキンの佇まいの在るところと、自分がいま商売・ビジネスをしながら進んでいくところは、実はおんなじところなんじゃないかなって思い始めています。もしかしたら違うかもしれないけど、、、どっちでもいいんですけど、、、どうかな?まぁ、今はまだ結論でなくてもいいってことにしておこう。

というか、最後の状態に至る直前のカタストロフのピークのところ、その状態をどれだけ高く、どれだけ長くできるか、なんでしょうけど。
あ、そうか、ギャップか。これ、ダブ・ミュージックもそうですね、低音と高音・密と疎のギャップ、サッカーのゴールとかテニスのラリーとかもそう。至る所にあるね、このギャップ。きっとデカければデカイほどいいんだ、このギャップ。

はい、これからもギャップを大事にやっていきたいと思います。

2011年6月3日金曜日

謝恩価格本

何気なくネットの情報を拾い読みしていたら、こんなサイトがあることを知りました。

出版社共同企画「期間限定 謝恩価格本フェア」へようこそ!

毎年4月から6月までの3ヶ月間、国内出版社99社が、各社お蔵入りタイトルを出品して開催される新刊本のバーゲンフェアとのこと。価格は刊行時定価の50%ということで、なかなか歯切れの良いフェアに聞こえます。
これはモノによってはせどりの対象になるのではという思いもあって覗いてみましたが、さすがに何年も前に出版されてお蔵入りしてたものだけあって、内容の鮮度がイマイチ、テーマがマイナーすぎ、素材は良いのにすこし内容の強度に欠けるような雰囲気のものが多かったり。これでは、うまくこのサイトを探り出した上に欲しい本と出会える読者はそう多くないんじゃないだろうかという感がして、だったらかえって何かしらせどってみる価値あるかもなと思い一通りチェックしてみました。
とは言え、およそ1,000点程度の在庫の中から探すのは結構骨が折れるもので、なんだかんだで2時間くらいかけてピックアップしたのはほんの10冊足らず。とは言え中には高額本もありましたし、しっかり厳選したのである程度納得の10冊。のつもり。実際に売れてみないことには何ともです。
しかも、流石に再販制度の名のもとに催される新刊書籍のバーゲン本、ただ安いわけはなく、バーコード部分にRFIDタグを貼り付けて、定価本との差別化を図った上で販売されているとのこと。説明によれば、このタグ、剥がすことはできるけども、本の素材によっては本を傷めてしまうタイプのもののようで、要するに単純に新品転売できるような代物ではないということで。ところが、マケプレで新品としてこの謝恩価格本を転売されている出品者の方がいらっしゃって、強者だなぁと妙に感心してしまったりしましたが、私のような小心者は新品として出品できるかどうかは微妙な気がします。バーゲン価格がプリントされたタグを貼り付けたまま新品価格で出品してもなんとなく納得してもらえないだろうとも思いますし。ということで、私としてはタグ剥がしを試みた上で中古としての出品にならざるを得ないな、という辺りを踏まえて選んだ10冊。とにかく市場の反応を伺いたいと思います。

それからRFIDと言えば、最近の新刊児童書にも裏見返し部分にタグが貼り付けてあるものがあったんですが、改めて実証実験進めてるんだなぁと実感。うまくこのフェアにも適用されているんですね。かぴぱらさんのブログでも電子書籍が一般化するには10年くらい掛かるなんて話題が上っていましたが、たしかに電子書籍よりもまずはRFIDによる本(メディア商品)のトレーサビリティの方が直接的な影響があるのかもしれないなぁなんて思ったりしました。

2011年6月2日木曜日

come on 壁

5月を振り返りますと、なんだかイベントてんこ盛りであまり仕事に精が出ていなかったんじゃないかと思いつつ記録を見てみると、あら意外と頑張っていたらしく出品件数(FBAは受領件数)が過去最高でした。といっても1,400点程度ですけど。
売上(入金額)は、あめつち商店としては4月に比べて少し落しはしましたが、妻のヤフオクが伸びて来てるので家業全体としては少しプラスに。
もう少し上積みできる予定だったのですが、GWの不調を埋めて盛り返すほどとはいきませんでした。
それでもトータルで見るとまずまずの月だったんじゃないかと思います。

6月は恐らく妻の出産が前倒しで入ってくるので、その分稼働は厳しくなる覚悟で、できるだけ早め早めに手を打って行きたいと思います。
具体的には、まとめられる作業は可能な限りまとめて、より短時間で効率よく回せるように。
それから健康管理。ビール断ちもその一環。
今月は少しストイックにやってみようかな。
ストイックなんだけど、萎縮しないで時に大胆に、一枚でも多く壁を越えて行けるように。
そう、壁を越えるには、まず越えるための壁が必要だ。
そして壁にぶつからないと。
よし、そうだ、壁来い!

2011年5月29日日曜日

みちなるほうへ

このところ、これからの店の方向をどう持って行くか頭を悩ませています。
せどりで人生の巻き返しを図るようになってちょうど一年経ち、家族5人(じき6人)なんとか暮らしていける基礎は拵えることができたのかなと、そんな折りさて今後の展開をどうしようか。。
恐らく基盤は作れた、多分、大丈夫、家族っていうプラットフォーム。商売やって行くぞっていうプラットフォーム。そしてこれらの基盤の上で何をどう展開させていくか、基盤そのものをどう育てて行きたいのか、そもそも自分がやりたいことって具体的に何だ?などなど自問は一向に止みません。されど答えは霧のなか。自問自答すら出来てない今日この頃。orz

そんな中、昨日28日土曜日は、妻と一緒に、長女も連れて雨の中、ふるもの探索と称して高円寺まで足をのばしてきました。
高円寺は独身時代、大学をやめてからの2年ほど、人生で最も貧乏だった頃を過ごした街。思えば、風呂なし古アパートでCD何百枚も盗まれたり、ヤクザに因縁つけられてカツアゲされたり、なんかボロだと思ったら家がシロアリに食われていたり、友人が男色の食堂主に軟禁されかけたり、なかなかそうそう経験できないことを経験して、恋に愁い、恋に愛かれ、最高の仲間達に巡り合えたのもこの時期。
そんな思い出の街高円寺に久方ぶりに降り立つこととなったのは、せどりの先輩であるかぴぱら堂さんのツイートで中央線古書展があると知り、どれいっちょ様子見に行ってみるべか、となったから。
ちょうど妻も高円寺の絵本の古本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」に行ってみたいと思っていたとのこと。

午前中は次女の保育園行事で遠足があって、小雨の下流るなか小石川植物園に行って来ました。11時くらいに解散となり次女は保育園に。その後高円寺に移動して、到着後まずは昼メシをということで天ぷら屋の「天すけ」に。「天すけ」ではランチセットをいただきましたが、ブロッコリーの天ぷらが格別で、聞けば生のまま揚げてるので香りがぎゅっと凝縮されているのだとか。次はこごみやたらの芽など山菜ものをいただきたいなと。
昼食後、西部古書会館で開催中の中央線古書展に。もちろんただ覗くだけでなくせどり目的です。妻はひとまわりして、駅南側にある「えほんやるすばんばんするかいしゃ」に移動。私は残って1時間半ほど棚を廻って、結果36冊。手持ちも4万円ほどしかなかったのもあってそれほどチャレンジしたわけではありませんでしたが、割とのんびりやったにしてはまずまずの出来だったと思います。
買物カゴなんかはないんで手の内が一杯になると組合の方に預かってもらうっていうのを3〜4回繰り返して、その際に配送できるか尋ねたところ1,000円でやってくれるというのでお願いすると、たくさん買わないと割に合わないよーなんてお声。これからじゃんじゃん行きますよ~なんて売り言葉に買い言葉。こちらも敢えて自己紹介はしませんでしたが、皆さん気さくな方々で、値札を抜きながらワイワイとこんなにきれいな本よくこれだけあったねぇなんて声かけてくださったり。おかげでブックオフでやってるのとはまた違う雰囲気を味わうことができました。うーん、こういうの嫌いじゃないんだよな~。(正直)

会館を後にして、妻と合流。パル商店街を青梅街道方面に進み、喫茶店「七つ森」に。大好きなマンデリンがサービス料金になっていて、妻も私もケーキとのセットを注文。娘は3種のベリーのフローズンヨーグルト。昔、ここのマスターにバイトをしたいと持ちかけて断られたこともあったなぁなんて話しながら、これからのことを妻と語らい合ったり。

そんなこんなで時間はあっという間に過ぎてお迎えの時間。次女と息子を保育園から回収して、帰宅。

・・・

ずっと考えてはいたんですね、会社を立ち上げるようなプロセス、組合への加入、要するに自分たちにとって意味のある構造・組織・ネットワークってなんだろう、どういうカタチだったら自分は自分を賭けていけるだろう、っていうバクチのタイミングと言おうか、踏み出して行くべき世界と言おうか、まぁあんまり大仰に言ってもボカしてるだけみたいになっちゃうんですけど、ひとつ、言ってみたいのは、今わたし組合の世界を知りたいわ、そのためのアクションを着実に行って行きたいわ、あ、要するにまだ見た事のない世界を見てみたいんだわ、って事かなあ。

2011年5月25日水曜日

一時縄文モードで

妻がそろそろ臨月なので、商品のクリーニングや袋詰めなどの作業から抜けてもらうことにした。
入金ベースで180万を達成するには、現在平均単価が1,500円程度なので、ざっと1,200点捌かなくてはならない。
月24日稼働したとして一日50点の計算。
試しに一人でクリーニング・袋詰め・出品・箱詰めを進めてみたところ、実働9時間程度で一日100点はなんとかなりそう。
てことは、一日100点仕入れて、翌日その100点を出品できればペースの維持は可能ということ。
と言いつつ、立てた目標を達成するには20%増量で行かにゃならんのが世知辛いところです。

それから先日Amazonの掲示板で公開されたFBA在庫の健全性レポート、早速見てみました。
結果は以下の通り。

在庫期間:全在庫数における割合
0-90日:55%
90-180日:32.5%
181-270日:12.5%
271-365日:0
365日-:0

FBAを始めたのが昨年の10月なので、9ヶ月以上の在庫がまだありません。
が、半年を超えた在庫が10%以上あり、不良在庫予備軍となってます。
ヤフオクに切り替えた方が良いものなど再評価のタイミングかもしれません。
ここは意識的に調整して行きたい所です。

このところAmazonは、カタログ作成機能に引き続き、立て続けにカンフル打って来ますね。
FBAセンター増やしてスケールアウト図ったあとの定石的な動きなのかな。
いずれにしても、お盆くらいまでは短期的にいくつかある重要なポイントやタイミングを外さないように縄文的野性を澄ましておく。

2011年5月23日月曜日

夢のようなひととき

いまからおよそ12年前、東京丸の内にて郵便局の深夜勤の仕事をしていた頃、休憩室の畳の上で互いの宇宙を夢む若者たちの集いがあり、それをタタミックスと呼んでいますが、そのタタミックスの一人の小林君がこの度結婚式を挙げて新しい家族をつくるというので、神戸に行ってきたんです。

21日土曜日に朝一のスカイマークで神戸に入り、三宮、住吉、六甲アイランドで仕入。朝食と昼食はいずれもマクドナルドだよ。18時、三宮に戻って、小林君のオフィスにお邪魔して、ホテルのチェックイン済ませて、酒、飯、笑、涙、ざんまいの夜。
小林君に案内してもらった八島食堂、最高。肉豆腐、おばけ、たまねぎ(葱入り出汁焼き卵)、鱧はあいにく切れてたけど鱧皮が出て付け合せの生姜最高、お新香のゴマ最高。本当にご機嫌なお店でしたよ。本当に美味しいものを頂きました。神戸ありがとう。小林君ありがとう。八島食堂の皆さん最高。神戸最高。
ホテルに戻って時間はとうに丑三つ時、タタミックスメンバーのただしくん、松尾君と飲み直し、のつもりがいつのまにか落ち。。。。

22日日曜は二日酔いじゃなくてそのまま酔ってる状態で式場へ。松尾君に起こしてもらえなかったら遅刻してたパターン。移動のタクシーの運ちゃんがおもろいおっさんやった。神戸最高。
会場でタタミックスの2人が熨斗袋を用意しているのを見て、ふと自分にはそれがないことに気がつく。でも不思議と焦りや恐れはない。なぜなら松尾君がシャツを貸してくれたから。小林君の妹さんとてもチャーミングだったから、小林君のお母さんとてもチャーミングだったから、小林君の弟さんマツケン(サンバの方)似の男前だったから、小林君のお父さん寡黙にして無類のオバケ好きでオバケ最高ですねって言ったら子供みたいに目をキラキラさせていたから、新婦側の親類が皆涙脆すぎて人情剥き出しだったから。
ただしくんもいい曲やったし。本当に最高の披露宴だったと思う。
披露宴の後はパーティ。アフリカンダンスのバンドと阿波踊りのグループと入り乱れ、踊りまくりのひととき。パーティから合流のほーちゃん(タタミックスメンバー)も見えないくらい速かったし、柄じゃない松尾もあこがれのほーちゃんみたいになりたくてなろうとしてなれたし、翌朝社長プレゼンの松尾君は先に帰ったけど、ほーちゃんとただしくんと僕の3人はもう一泊して、さっき僕とただしくんは始発の新幹線で東京に戻ってきたのでした。楽しい街だった神戸、神戸最高、ほーちゃん最高、ただしくん最高、松尾君最高、小林君最高、矢島食堂最高、タタミックス最高。
夢のようなひととき。


おばけ
http://www.simetani.com/d0811.htm

2011年5月20日金曜日

二年目に向けて

気づいたら短パン半そでで日中過ごしてます。
すっかり暑くなりましたね。
キンチョーの夏、日本の夏、近しです。
昔の暦では今が朱夏のど真ん中ですもんね、そりゃ暑い日もあるさ。
というわけで今日は戌の日でして、4人目安産祈願ということで妻と一緒に朝イチで水天宮参りに。
朝も早から大変な人出で、参拝客の列が門を出て敷地をぐるっと一周しそうな勢いでした。
神社は儲かるなぁ。

・・・

午前中のうちに戻れて、業務開始、今日は思い切って模様替えです。
震災の直後から出品者発送在庫が幅を利かせていたのが、もうほとんどFBAへのスイッチが終わり、棚が随分空いてきたのをきっかけにマケプレとヤフオクの出品フローを整理して、それに合わせてレイアウトもいじった形。
せどり始めてちょうど一年ですが、今月は私と妻と二人、マケプレとヤフオクで月200万のペースに乗りそうな感じで、なんか区切りたい、転機にしたいなぁと思って、意識的に今までの方法論は置いておいて、違ったアプローチで二年目を迎えたいと思ってるところです。

まずは今週末、神戸に向かいます。
神戸は友人の結婚式のため。仕入はついでですけども、新しい発見を期待して。

2011年5月15日日曜日

家族というプラットフォーム

この仕事をするようになって一番感じるのは、サラリーマンの頃はほんとに外ばかり、で辞めてからは家族が第一、とその環境の変化の大きさ。
別にマイホームパパとかそういうの言うつもりじゃなくて、父親はいっつも外で仕事だけして、母親は家事育児、そんな典型的な核家族における夫婦分業制ではなく、僕も妻も目指すものを共有した上でお互い発展しながら家族を育んでいこうじゃないかそして大事にした分だけ家族が皆を育む器になる、家族という場がめざすのはそういう和というか命の循環が生まれるようなプラットフォーム。
このことはつまり、逆に、自分も妻も、お互いにいい意味でプレッシャー掛け合っていられるってことなんだとも思う。勝手に自分の役割を個性化・固定化して硬直してや居ないか?それってつまりコストやリスクを積極的に取りに行かずに守りに入って生産行動を抑制していないか?ってな感じで、お互い相手の仕事がわかるからこそ指摘もしやすいしフォローも入れやすい、というメリットを活かす方向で。
確かにその分時間はかかると思う。男は男の得意な領域、女は女の得意な領域、それぞれ確かにある。でも、肉体労働してるわけでもない限り、実際ホワイトカラーでそんなに差があるようには思えない。それって単に上司がほとんど男だからでしょ?そういう既存のヒエラルキーの問題でしょ?たぶん決定的にあるのは生殖に関する部分、女性は産むことを意思できる、男性はできない、だけ。出産という局面に際してコントラストはピークに達します。男からするとある種の神々しさすら覚えます。そんなだから男はそのまま置いてけぼり食ったりするんだと思います。そしてそこを自分の持ち場と勘違いして勝手に自分の役割を個性化・固定化して硬直して、男が頑張れば頑張るほど産んだ女性は神聖さのフレームの中央から離れ難くなってしまうそんなジレンマに陥らないように、お互いに男らしさ女らしさを持ち合えればいいと思う共同作業で授かった子を一緒に育てていけばいいと思う。子育てと家族を育むことは添っていく。少なくとも僕は、僕と妻との間ではそうすることがとっても重要だと感じたし、そうやって築かれる家族というプラットフォームとうまくソケットしてくれる可能性がゼロだと判断したのでサラリーマンを辞めたんです。
そんでもって選んだ仕事がせどりだったんですけど、この際せどりで良かったかどうかはさておき、自分たちで家業を起こし実業をスタートする、まぁつまりは起業ということになるんでしょうけども、それが今の自分たちにはうまくフィットしてくれてるんじゃないかなと思うわけです。いや、もうそう信じてやるしかないって感じですらあります。
あとは、環境や周囲の状況に左右されないで、自分たちの軸、自分たちの夢・理念、そういうの持ちつつ、柔軟に、場合によっては自分たちの軸・理念を平気で曲げられるような、そんなしなやかさが必要なんだろうな、って思い。
なんじゃかんじゃと色々綴ってますが、こういうこと、とりあえず吐き出せるような今を過ごしてるのも、子供ができたからなんだよな。惚れた女と一緒にいつのまにか親になってて、その状況がまずあって、そこから初めて物事組み立てて・・。
千葉に居た頃、妻と一緒にミニ盆栽2鉢買って育ててみたものの、あっという間に枯らしてしまって、なんかそのときの自分の荒んだ状況に思いやられもしましたが、いま、娘が保育園からもらってきたトマトの苗木は、ベランダのビル風吹きすさぶ中、小さな鉢にしっかり根をはって日ごとに葉を茂らせています。毎朝娘とトマトの苗木に水をやりながら自分とトマトを重ねてみたり、なにかぐっと来る事ひとつでも思い浮かべたいと思ったり。

2011年5月11日水曜日

呼吸

最近、肋骨をやっちゃいまして。
といっても、折れたりした訳ではなくて、ヒビが入っちまった程度なんですが、これが結構痛い・・・
息をする度に軋むように痛むし、クシャミや咳なんかしようもんなら、も〜イかれちまいます。
特にぶつけたりした訳ではないんですが、いきなり痛みだして、一晩経ってもおさまらないんで病院行って検査した次第。疲労だったのか?
それにしても、仕入れしてても結構苦しいもんです、これ。
だいぶ落ち着いては来ましたんで、仕事はなんとか通常通りこなしています。
しかし、アレですね、肋骨痛めたからといって仕事を停める訳にはいきませんで、一瞬肝を冷やしはしたんですが、お陰で普段如何に無駄な動きが多いか良くわかりました。
例えば前傾姿勢。肋骨痛めてる人間にとってこの動きはとても辛い。要するに胸や背中に負荷が高い動きだという事ですね。
しかし、背中をきちんと伸ばしたまま、膝を折って腰を落とすと全く痛みを感じずにすむんです。
なるべく前屈みにならない様に仕事の環境を整える、これは日々の仕事のなかでとても大事な気付きでした。


私の好きな詩人に吉岡実という方がいます。
そして私の好きな小説家に中上健次という方がいます。
二人とも文に独特の呼吸を持った方々です。
呼吸とは血、血とは言葉。
新鮮な空気をいっぱいに吸い込むには、身体に残った古い空気をちゃんと吐き出さないといけない訳です。
別に政の話でもなくて。

2011年5月9日月曜日

改めて自己紹介とか

あめつち商店店主のonibiz(オニビズ)です。
以前、onibizReportというせどり日記を書いていました。
onibizReportは休止していましたが、商売は続けてました。

2010年の5月からせどりを初めて、はや1年。
生活をつくりながら商売を軌道に乗せる、その目標は僅かながらなんとかなってきたのかなって気がしています。

ただ、まだまだヒヨッコ。やりたいことの1000分の1も出来ていません。
2年目の今年はせめて1000分の3くらいはできるようになりたいと思っています。


唐突ですが、先日35歳になりました。
自分の誕生日に関する関心が年々薄くなっているのを改めて感じた誕生日でした。
自分のことなんかかまってられるか、そんな年頃なんでせう。

2011年5月8日日曜日

発進

今日からは、せどりに限らず、発したいと思うことの色々様々に綴ってみたいと思います。