2011年7月27日水曜日

ダンボーだって進む

蝉の声が響くようになりました。
先週は少し涼しかったのも束の間、また暑い夏が帰ってきたようです。

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自分がこれまで歩んできた道のりを振り返ったときに、スカンと抜けた一本道を期待していたのにそこには鬱蒼と茂った山道、いや道ならぬ道ばかり。
年を経るにつれ、より深い茂みにはまりこみ鬱蒼さは増すばかり。
そんな経験、誰でも一つや二つあるもんだと思うのですが、今私の前後にあるのはどこまでも果てなく一本スカンと延びた細く長い平坦な道。
ロードサイドにはブックオフどころか建物ひとつ電柱一本人っ子一人いない、つまり何もない、ただひたすら道が一本延びてあるばかり。
だから思います、急いだって、のんびり行ったって一緒だ、って。
自分は、永遠から永遠に延びきった一本道の上にいる、それだけの存在。でも道はある。
往くも戻るも自分次第。
どっちか方角決めてひたすら進む、それしかないっしょ、って。
進もうよ、取り敢えず、ね。

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いま、自分がモノを売って暮らしているせいで、どうも自分がお客さんの立場でモノを買うということがあまりなくなってしまいました。
それはいかんなぁ、という気持ちもあるんですが、なかなか欲しいという思うものが見当たらない。
いや、あるにはあるんだが、どうしても贅沢品。嗜好品。むしろこっちが売りたいぜ、というものばかり。。

しかし、とうとう買ってしまいました。(正確には5月に注文して昨日やっと届いた・・)
ダンボー。しかもAmazonバージョン。



















これからは、これをきっかけに、少しずつでもグっとくる買い物を出来る範囲でやっていきたいなぁ。
奥さんと二人きりで食事とか美味しいお酒とか、赤ちゃんいるから無理なんだけど、恋しくなってきたなぁ。。

2011年7月20日水曜日

トリプティーク

15日から5泊6日、実家のある岩手に帰省してきました。
16日は法事、17日は観光、18-19日は仕入、というスケジュール。この間毎晩呑んでたので少し内臓がぐったり気味。

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実家では、妹や両親たちと家族のことで色々と話す時間が持てました。
妹が自立したいのになかなかうまくいってないって言うんで、あーしたらどーだこーしたらどーだと喧々諤々。
かなり熱くなって親父と口論みたくなるシーンもありました。
最終的には親父の方から、口論したって仕方が無い、結局なにやるにしたって一朝一夕でなんとかなるもんなんか何もない、とまとめに入られて、それはつまり、自分の周りには何かというとなんでも一朝一夕でなんとかなると思ってる輩が多くてイラついてしまうんだ、と言っているようにも聞こえ、と同時に、そういう人達も居て世の中が成り立っているという動かし難い事実があってそれを受け入れていかなくちゃならないことがあるってこともよく分かってると、要するにある種のジレンマ。
後あと考えました。何故自分はあんなふうに熱くなったんだろう。何に対して熱くなったんだろう。
やっぱりジレンマなのかな、多分、親父が自分に抱えてるジレンマに焦れ、そのジレンマをやり込めようと、なんとか統合してやろうとしているように見え、そのやり方じゃ無理を来たす、そう言いたかったのかな、と。
まぁ僕も熱くなっちゃってるくらいなんで、それは自論で人を押し固め無理に統合させようとしてたってことなんだから、その場で親父にジレンマを無理に統合なんかしなくていいなんて言える余裕なかったし、んなこた親父だって頭じゃわかってんだろうし。
破壊的な創造と創造的な破壊、親父には、僕の言うことが後者に聞こえ、親父は必死で前者を志向してるって事なんだろう。
無論、僕だって前者の立場に立つ事を意欲して止まないし、後者の強い誘惑に駆られずにやってこれたなんて言うつもりも毛頭ない。

そう言えば、自分はよくよく多重人格でいきたいと思い、自分の中で人格として出来上がって来ているものを、できるだけそのまま統合せずにそれぞれに任せるやり方をとりたいと思ってやって来ているんだったと思い出した。

今度お盆に帰った時は、妹達の旦那さん連中と男飲みでもやりたいな。

2011年7月15日金曜日

共に

日付け変わって15日、今日は岩手に帰省の日。
向こうにいる間は出品作業が出来ないので、できるだけ気張っておきました。
おかげで?今週一週間(6日間)で400点ほど出品。
家事育児の担当分こなしながらでも、集中できればこれぐらいは出来るという証左。
1日に200や300こなす人から見たら確かにしょぼいかもしれませんが、ペーパーバックの単行本400とは訳が違うよとこちらは言いたいw
家事育児のさなかでも結果をちゃんと出すにはどうしたらいいか、考えながら行動してきたことが少しずつ実になってきてるんだと思います。
ちょっと逸れますけど、例えば息子がおもちゃで遊んでいるのを見ていると、不意に何か閃いたような素振りでおもちゃ遊びに段取りを付けていたりします。なるほど~~っと思わず頷いたり。

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また少し電子書籍のことを考えています。
僕は電子書籍は割と早く一般化するんじゃないかなぁと、期待も込めてイメージしています。
インフラはまだ整備されていないですけど、AmazonやらAppleはじめ、プラットフォームサービスプロバイダのどっかが落としどころ付けるんじゃないかな、とか。
ただ、レコードやカセットテープがCD、VHSがDVDにとって代わられたように紙の本が電子書籍にとって代わられるっていうことはないんじゃないかなぁとは見ています。インフラということを考えれば、CDとMP3のようなダウンロード販売といった販売手法の違いのほうがむしろクローズアップされて然りかな、と。
物理メディアとオンラインデータ形式との違いは、やはり所有と利用なのかな、と。文庫1冊、単行本1冊だったら紙の方が圧倒的に合理的。要するに、電子書籍が紙の本をレガシーなものとして押し出してしまうなんてことは有り得なくて、むしろ共存・共栄の関係にあるんでしょう。だといいなという期待も込めて。

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最近よく思うのは、事実って、経験しないと事実化しないってこと。
この場合の経験は直接体験のみとは限らないんだけど、要は避けて通るなってこと。
自分は関係ないとシラフ決め込んで一歩踏み込むことをしないと、周囲にあって既製の事実であっても、それは自分にとって事実化しない。
僕はできるだけ事実を手に入れたい。
自分の周りにたくさん事実を置き、積み上げたい。
そしてそれらの事実らは、僕とともに常に定まることなく、影響しあい、いまここにしかない現実を作り出す。そんなふうにして、ひとつひとつリアライズしていきたいと思ってますよ。

2011年7月11日月曜日

それでも信じたい!

今週の金曜日、15日、実家の岩手で法事があり帰省します。
妻と乳児はその間お留守番。
もちろん、せどり遠征も兼ねまくる予定。
震災以降あちらこちらで東北の状況について書かれた記事を目にしてきましたが、4ヶ月経ってやっと現地の土を踏むことになります。
複雑な思いがさまざま湧き上がってきますが、さて。。

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法事で仕事を休むことになるので、今のうちに積上げておかなくちゃということで、少しペースを上げてがんばっているところです。
今日は日曜なので家族でゆったり過ごしましたが、昨日は。妻にラベリングを応援してもらいながら130点4箱をFBA出荷と、ヤフオク対応少々と、自分なりにはよくがんばりました
明日からの4日間もトップギアでがんばります。

ところで、4児の出産後、なかなか新規の仕入ができなかったり、いろいろと試行錯誤していたりとで、マケプレが少々おざなりになってましたが、ここから先少しねじを巻いてかかるためにも、リソースの管理をしっかりしないと、ということで、今の状況における一日の行動を振り返ってみることに。
以下は、7月に入ってからの平均的な一日の過ごし方です。

0530-0630:起床、事務、情報整理
0630-0730:子供を起こす、保育園準備、朝食、身支度
0730-0815:保育園に2児の送り
0815-0900:掃除・洗濯干し
0900-1730:仕事
1730-1815:保育園に2児の迎え
1815-1845:子供と風呂
1845-2000:夕食・後片付け
2000-0000:仕事・読書・エトセトラ・就寝

だからなんだってことないんですけど、こうして改めて自分の一日を眺めてみると、家事育児と仕事のバランスがほぼ1:1なんですね。
仕事の時間が足りないような気がしちゃうんですけど、自分の場合、世帯を切り盛りしていくに、如何に時間をかけずに仕事をこなすかという、仕事の質の問題にいつも直面させられます。
そりゃもうビジネスモデルとか戦略とかの問題だよと言い出したらキリがないんですけど、今やれる範囲でアウトプットを最大化するには、0900-1730の仕事の時間、ここの集中力を如何に引き出せるか、がカギ、という結論に至ります。
そうなると、2000以降は、翌日以降の仕事の準備をしたり、中長期的な視点でもって勉強したり考え事したりというのが中心的になるのが自然な発想です。
しかし、そうは問屋がおろさない。
現実は厳しく、1845-2000の時間にかなりの確立で失策を犯してしまっています。
つまり、晩御飯のあまりの旨さに思わず食べ過ぎてしまったり、一口目のビールのあまりの甘美な刺激につい飲みすぎちゃったり。。
人間だもの仕方ないじゃん、メリハリだよ、そのほうが次の日発奮できるはず、という言い訳をいつも自分に言い聞かせながら。。そして週末はそんなことすっかり忘れて一週間立派に計画通り過ごせる立派な自分を妄信したくなってしまうんですね。
6月の頭にはストイックにやるぞなんて記事を書いた筈だったんですが、まったくストイックとはかけ離れた毎日・・・。
いやまじで、なんか手を打ちたいです。打つぞ、なんか次の手。
たぶんこうして書くとなんかやれた気になっちゃうっていうのがきっとよくない。よし。わかってんじゃん俺、偉いぞオレ!

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れんぽんさんの記事にもありましたが、大手出版社がビシバシ電子書籍のリリース進めていくようですね。
iPadみたいなタブレットPCを優雅にタップしながらグラフィカルな電子書籍のページを繰る人々、モバイルスイカみたいな電子マネー対応の携帯・スマホなんかでキオスクでペットボトルと一緒に小説や新聞をピッて購入する人々、なんとなくイメージします。ブックオフでも電子書籍と中古本併売していくのかなぁ、とか、電子書籍自動販売機とか、ありえるよなぁとか。
後は、ラッシュアワーの電車内でタブレット使ってても危なくない状況に早く日本がなってくれることを切に願うばかりです。

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最近取り組んでいますヤフオク攻略。
まだ結論を出すに至っていませんが、なんとなく道筋は見えてきた気がします。
やっぱりマケプレとヤフオクは両方こなした方がいい。現時点ではここまでですが、これが実感できただけでも大きな前進です。
それと、妻と進めていますオリジナルショップ。こちらもこちらで道筋は具体的に見えてきた感じです。
やはり年内にひとつの区切りがつくイメージかな。
今回とお盆の岩手帰省もうまく絡めていきたい。
子供と商売、それぞれがちゃんと育ってくれるために何をしたらよいか、育てるのではなく、育ってくれるための何か。何か、何か、何か・・・



よし、寝ます!

2011年7月6日水曜日

一足早めに

第四子も無事に生まれ、いつのまにか六月も終わり、時節は七夕を迎えようとしています。
六月の終わり、要するに出産間際からなんやらかんやら忙しくて目が回ってますが、天使のような我が子達(うるさいガキども)の成長と商いそのものの新陳代謝がうまくいってくれてるおかげで元気でやれています。

あらためて六月を振り返ると、今更ですが、月の売上も利益も過去最高となり、出産を迎えるに実に望ましい状態であり、この点は素直に評価したいと思っています。
ただ、震災後の残需要が影響していることは存分にあると思うので、一層引き締め、パフォーマンスの向上に励んでいきたいです。

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先日、某所のブックオフでせどりしていたところ、吉岡実と田村隆一の全詩集と出会いました。
まさかこんなところで、、、。
しかし、せどらー失格な僕は、彼らの全詩集をとても売りさばく気になれず我が家の硝子戸の書架に並べ収めることにしたのでした。
二冊並んだきっちり矩形のその背を眺めて、一足早い盆の訪れを思わずにはいられませんでした。
南無。
それに今年は祖母の三回忌、15日から郷里岩手。
なんやらかんやら、手を緩めてる暇はなさそうです。