2011年6月29日水曜日

暑さとの戦い

6月26日(日)早朝、第4子が無事誕生しました。
3人目の女の子で、なんだかきゃぴきゃぴした家になりそうで、息子と二人、ギャルパワーに負けないよう今からちゃんと鍛えておかないとななんて冗談言い合ったりしています。
※息子はまだ2歳なので何のことかよくわかってはいないでしょうが、結構いいやつでオヤジの戯言にマメに付き合ってくれるので助かってます?
という訳で妻も赤ちゃんも今月いっぱいは助産院にお泊りなのでオチビ3人とワイワイ騒がしい毎日ですが、スキを見ては、前回のエントリーで宣言したとおり、ヤフオク攻略に向けて少しずつ取り組み進めております。

とりあえず今やっているのは、マケプレにカタログのない商品が200点ほどあるので、それをどう扱っていけばいいのかの試行錯誤。
ツールもいろいろ試してます。
で、少し乱暴かなぁとは思ったんですが、前から一度やってみたかった1円スタートオークション、これ思い切って全商品適用してみようかと。そしてそこから何が見えてくるのか。

ヤフオクの出品はまだ不慣れなので、最も効率的と思えるやり方をいろいろ手探りしたり、ツールの活用処を見極めたり、そういうのに敢えてじっくり時間をかけました。おかげで何となくツールを使った勘所が押さえられてきたので、今月残り明日・明後日二日間ですが、全品出品できるよう頑張ります。
そしてマケプレも出品します。
あとは、暑さかな。。
夜は冷房を軽くかけておけばそれなりに集中できるのですが、家事・育児と両立せにゃならんので夜更しは出来ない。
日中の暑さの中をどう数こなしていくか。
子供も人数多いし、扱う商品も数多し。ん~~~暑さと数か。比較的涼しい時間帯にどれだけ集中できるか、かなぁ。

2011年6月26日日曜日

奇想ヤフオク学再読

昨日今日と、エーブックさんこと橋本憲範氏が2007年に出版された「奇想ヤフオク学」を再読しています。
初めて読んだとき、なんか直感的にこの人自分とちょっと似てるかも、って思いがあって、うんうん頷きながら一気に読んだことを思い出しますが、今回はある観点をもって読み直そうと思ってやってみました。

まず、今回一番ゆっくりじっくり読ませていただいたのは、市場の記事。
初めて市場に参加したときの心理描写など、自分と重ねて読んでみると、結構手に汗握りワクワクしちゃいました。
今の古書市場はこの本が書かれた頃とはまた状況が変わってたりするのかどうか、実際に自分の目で確かめてみたい、そういう気持ちが高まってきているのを感じることができました。

そして、今回あらためて通読してみて思ったのは、ヒッチハイクの章の存在感。
これ、挿入される場所が絶妙。
ご本人も本文で断っているとおり、古本販売には全く関係のないエピソードなんですが、ここでインテルメッツォ、ちょっと幻想的ですらあります。例えるなら風の又三郎?さすが元作家さんってな感じで、いやぁ、こういうの僕好きです。

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話は変わり、6月も残すところあと5日。
このままのペースで行ってくれれば売上・利益ともに過去最高を更新できそうです。
震災後、それまでのやり方を壊さざるを得ない状況に突き当たり、そこからもう一回組立直し、3ヶ月続けてきたことが成果として表れてきています。
自分の考え・選択・判断が、少なくとも間違いじゃなかったんだということにホッとし、同時にずいぶんと自信になってんだと思います。業績が上がった、ということ以上に、この自信を得られたことが何よりの収穫です。

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さて、じき4児の父となりそうな今日この頃、これまでのところ自分にとっての鬼門関門であるヤフオク攻略に向けて、本格的に乗り出してみるとしますか・・・。

2011年6月24日金曜日

じたばたすること

専業せどり2年目の梅雨、もともとエアコン嫌いなので世間の節電モードもあまり感覚的に切替を意識することなく過ごしています。外にでたときに去年までは寒くて体が痛くなってしまうことがよくありましたが、今年は冷房抑え目で僕としては助かってます。でも願わくば冷房に負けない熱いボディを手に入れたい。

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最近、また迷ってます。血迷ってます。
妻と一緒にネットの古本販売業を営みながら、子供4人の6人家族、まずはこれ最低限経済的な不安に苛むことがないくらいに元気にやっていこう、そのうち少しずつ余裕を得られたら親戚や友人たち、ゆくゆくは広く社会にもらった元気を返していこう。これ、僕と妻の現状の総括そしてややきれいごと寄りな希望、なんですが、ブックオフでせどりしていると正直、しょんべん詰り糞詰り、息も詰って毛穴も詰って血管詰り、ものすごく蓋されている感覚に襲われ、誰のせいでもなく自分の力及ばずな自分のそのつまりかっこ悪さに眩暈をおこしてます。
フリーマーケットって自由市場のことだと思ってたら蚤の市だったって知ったとき以来の眩暈です。
そうか、俺は蚤みたいなもんかぁ。美味い血とそうでない血の味の違いには気づけても、結局人の血吸って生きてることに違いはないか。みたいな。が~ん。
仕入れて売る、突き詰めるとそれだけなんですけど、そのことだけに集中できないわ・た・し。
まだまだじたばたが足りないんですねきっと。
もっともっとじたばたしねぇと。

2011年6月19日日曜日

地域という感覚

18日土曜日、友人の結婚式に参加してきました。
この友人、渋谷の富ケ谷でアヒルストアというバルの店主。
学生時代はいっしょに音楽やってた仲。
僕の青春はこいつ抜きに語れない。
それにしたって、友人の結婚ってのはなんか本当に嬉しいし、めでたいし、ワクワクする。
おめでとうって言えるってすげぇ。馬鹿みたいだけど最近本当にそう思う。
富ケ谷であいつも頑張ってる。楽しくやってる。そういうのをもっと増やしたい。





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この頃、大塚・目白・池袋・雑司ヶ谷・早稲田、といった界隈がベースになりつつあって、要するに生活してるってことなんだと思うんだけど、生活が此処にあると、自然と人の生活に対して見通しが持てるような気がしてきて、なんというか、アイディアが湧く感覚がある。あめつち商店とbookinist秋月華に何をどうプラスして整理して所謂マルチコンポーネント化していくかのプロセスが自然と描けてきている期待がある。


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今日19日日曜は、昨日たくさんお酒飲んだんで、スッキリしたくて2ヶ月ぶりの銭湯に。
子供3人連れてゆっくり浸かってきました。
しかも今日は文京区のお風呂屋さんではバラ湯の日だったみたいで、色とりどりのバラのいい香りが湯室にいっぱいで、子供も大喜び。つられて大人もニコニコ。いい時間だった~。


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うちの息子は女の子に周りを固められているせいか、こころなしか所作や言動がオカマっぽい。
オカマっぽいこととは微妙に違うけど、年子の姉の花柄のワンピースがたいそう気に入ったようで、ずっとほっぺたスリスリしたりチューしたり、ちょっと危ない子になってた。
銭湯でバラの花をたくさん見たときにもオカマパワーに火がついちまうか?と変な期待をもったけど、花、あっちいけ~って普通に男の子だった。肩透かしではあったけど、まぁ、これでいいんだよね。

2011年6月12日日曜日

難しい仕入も勉強代込と思えば高くない

今日(11日)は、高円寺の西武古書会館にて、均一祭に出かけてきました。
出がけにちょこちょこサイトいじりしてたらあっという間に時間が過ぎていて、10時からの催しなのに、家を出た時すでに10時を回っていたという体たらく。
長女も連れてええい楽しんでしまえ~と半ばやけっぱちで出発。

途中、中央線で移動中、向かいの席に座っていた若い男の方、カメラ片手に、中央線と子供をテーマに写真を撮っているので、娘を撮らせていただけないか、とのこと。
なんだか面白そうな気がしたので快諾。
すると車内で何枚かパシャ、荻窪駅で降りてまたパシャリ。
名刺をお渡しして、相手方のご連絡先などもいただいて、近々個展を開くというので是非遊びに行きますとお約束。娘の写真も焼いたら送ってくださると。
なんか不思議な出会いでした。

そんなこんなで西武古書会館に着いたのは11時頃になっていました。
成果は、流石に渋かった・・。
それでも、中には中国ものや法律関係と学術系でそれなりに拾えましたのでまぁ良しとしました。
にしても200円均一ともなると雨にも関わらず結構人がいらしていて、なかなかの賑わい。
せどらーの方も数名お見かけしました。

という訳で、最近はもっぱら古書の世界への探求に自然と足が向いてしまうのでした。
いまはとにかく世界を拡げたい、そのための勉強、そんな心持ちです。

2011年6月10日金曜日

どっちも大事

物事には少なくとも同時に異なる二つの相貌があって、ジキルとハイドしかり、ムイシュキンとロゴージンしかり、で、弁証法なんてこの相克とかせめぎ合いの中からしか歴史は紡ぎ出されないなんて認識の方法だったりするし。
綺麗事だけじゃ世の中渡りきってけないけど綺麗事のひとつも叶えられないようじゃあまりに淋しい。

ブルーオーシャンもレッドオーシャンも片方のみの立場に囚われず、ハイブリッドに捉えたらいいと思う。
誰も見向きもしないようなモノに光を当ててやれるのも、皆が注目するモノが分かってなきゃできんこと。

せどらーのマッハ阿部さんがご自身のブログでよく「選択と集中」というフレーズをお使いになるけども、これは選択という横の概念と集中という縦の概念をクロスさせよっていうある意味ハイブリッドな手法のことを指した言葉と言えると思う。あとは何を選択するのか、そして何故それを選択するのか。大事なのは選択し集中する前の呼吸とデザインでしょう。

私と妻は、本と暮らし、というコンセプトで、本をきっかけにしてお客様の暮らしにいくらかでも関わっていけるような事業を作っていこうとしています。
現在はbookinist秋月華(ぶっきにすとしゅうげっか)という、味わいのある確かなものをセレクトして提案していくお店をヤフオクで展開しつつ、あめつち商店では商売そのものを地で行くためのプロセスを実践するというスキーム。妻はどちらかというとスペシャリストで、僕はどちらかというとゼネラリストで、そんな二人がハイブリッドに、自分たちにしか出来ない何かをやろうと手を組んで歩んでいく、基本はそんな感じ。なのでbookinist秋月華は妻が主、あめつちは私が主になってます。

デキ婚ならではの運命委せなスタンスで、でも決して流されないで元気にやっていきたいもんです。

2011年6月5日日曜日

落差

ドストエフスキーの小説、「白痴」のラストで、主人公のムイシュキンは元の保養地での療養に帰っていきます。

唐突ですけど、この療養する人の佇まいって、ものすごい。
やれるだけのことをやって、飽きるくらいやってみて、やりきったら枯れてもいい、最近つとにそう思います。
というか、やりきった先の真っ白な状態に、白痴の主人公ムイシュキンの最後の佇まいに憧れを抱いてるのかもしれません。

自分でおかしなこと書いてるなぁとは思ってるんですけども、ことあるごとにこのムイシュキンの佇まいが脳裡に浮かんでは消えするんで、なんでかなぁと。都度問題の根を堀るのは先送りにしてきてるんですけど、そろそろ気がつくことないかいってこと?

商売とはいまのところまったくもって直接関係の無い話です。
でも、このムイシュキンの佇まいの在るところと、自分がいま商売・ビジネスをしながら進んでいくところは、実はおんなじところなんじゃないかなって思い始めています。もしかしたら違うかもしれないけど、、、どっちでもいいんですけど、、、どうかな?まぁ、今はまだ結論でなくてもいいってことにしておこう。

というか、最後の状態に至る直前のカタストロフのピークのところ、その状態をどれだけ高く、どれだけ長くできるか、なんでしょうけど。
あ、そうか、ギャップか。これ、ダブ・ミュージックもそうですね、低音と高音・密と疎のギャップ、サッカーのゴールとかテニスのラリーとかもそう。至る所にあるね、このギャップ。きっとデカければデカイほどいいんだ、このギャップ。

はい、これからもギャップを大事にやっていきたいと思います。

2011年6月3日金曜日

謝恩価格本

何気なくネットの情報を拾い読みしていたら、こんなサイトがあることを知りました。

出版社共同企画「期間限定 謝恩価格本フェア」へようこそ!

毎年4月から6月までの3ヶ月間、国内出版社99社が、各社お蔵入りタイトルを出品して開催される新刊本のバーゲンフェアとのこと。価格は刊行時定価の50%ということで、なかなか歯切れの良いフェアに聞こえます。
これはモノによってはせどりの対象になるのではという思いもあって覗いてみましたが、さすがに何年も前に出版されてお蔵入りしてたものだけあって、内容の鮮度がイマイチ、テーマがマイナーすぎ、素材は良いのにすこし内容の強度に欠けるような雰囲気のものが多かったり。これでは、うまくこのサイトを探り出した上に欲しい本と出会える読者はそう多くないんじゃないだろうかという感がして、だったらかえって何かしらせどってみる価値あるかもなと思い一通りチェックしてみました。
とは言え、およそ1,000点程度の在庫の中から探すのは結構骨が折れるもので、なんだかんだで2時間くらいかけてピックアップしたのはほんの10冊足らず。とは言え中には高額本もありましたし、しっかり厳選したのである程度納得の10冊。のつもり。実際に売れてみないことには何ともです。
しかも、流石に再販制度の名のもとに催される新刊書籍のバーゲン本、ただ安いわけはなく、バーコード部分にRFIDタグを貼り付けて、定価本との差別化を図った上で販売されているとのこと。説明によれば、このタグ、剥がすことはできるけども、本の素材によっては本を傷めてしまうタイプのもののようで、要するに単純に新品転売できるような代物ではないということで。ところが、マケプレで新品としてこの謝恩価格本を転売されている出品者の方がいらっしゃって、強者だなぁと妙に感心してしまったりしましたが、私のような小心者は新品として出品できるかどうかは微妙な気がします。バーゲン価格がプリントされたタグを貼り付けたまま新品価格で出品してもなんとなく納得してもらえないだろうとも思いますし。ということで、私としてはタグ剥がしを試みた上で中古としての出品にならざるを得ないな、という辺りを踏まえて選んだ10冊。とにかく市場の反応を伺いたいと思います。

それからRFIDと言えば、最近の新刊児童書にも裏見返し部分にタグが貼り付けてあるものがあったんですが、改めて実証実験進めてるんだなぁと実感。うまくこのフェアにも適用されているんですね。かぴぱらさんのブログでも電子書籍が一般化するには10年くらい掛かるなんて話題が上っていましたが、たしかに電子書籍よりもまずはRFIDによる本(メディア商品)のトレーサビリティの方が直接的な影響があるのかもしれないなぁなんて思ったりしました。

2011年6月2日木曜日

come on 壁

5月を振り返りますと、なんだかイベントてんこ盛りであまり仕事に精が出ていなかったんじゃないかと思いつつ記録を見てみると、あら意外と頑張っていたらしく出品件数(FBAは受領件数)が過去最高でした。といっても1,400点程度ですけど。
売上(入金額)は、あめつち商店としては4月に比べて少し落しはしましたが、妻のヤフオクが伸びて来てるので家業全体としては少しプラスに。
もう少し上積みできる予定だったのですが、GWの不調を埋めて盛り返すほどとはいきませんでした。
それでもトータルで見るとまずまずの月だったんじゃないかと思います。

6月は恐らく妻の出産が前倒しで入ってくるので、その分稼働は厳しくなる覚悟で、できるだけ早め早めに手を打って行きたいと思います。
具体的には、まとめられる作業は可能な限りまとめて、より短時間で効率よく回せるように。
それから健康管理。ビール断ちもその一環。
今月は少しストイックにやってみようかな。
ストイックなんだけど、萎縮しないで時に大胆に、一枚でも多く壁を越えて行けるように。
そう、壁を越えるには、まず越えるための壁が必要だ。
そして壁にぶつからないと。
よし、そうだ、壁来い!