2011年6月10日金曜日

どっちも大事

物事には少なくとも同時に異なる二つの相貌があって、ジキルとハイドしかり、ムイシュキンとロゴージンしかり、で、弁証法なんてこの相克とかせめぎ合いの中からしか歴史は紡ぎ出されないなんて認識の方法だったりするし。
綺麗事だけじゃ世の中渡りきってけないけど綺麗事のひとつも叶えられないようじゃあまりに淋しい。

ブルーオーシャンもレッドオーシャンも片方のみの立場に囚われず、ハイブリッドに捉えたらいいと思う。
誰も見向きもしないようなモノに光を当ててやれるのも、皆が注目するモノが分かってなきゃできんこと。

せどらーのマッハ阿部さんがご自身のブログでよく「選択と集中」というフレーズをお使いになるけども、これは選択という横の概念と集中という縦の概念をクロスさせよっていうある意味ハイブリッドな手法のことを指した言葉と言えると思う。あとは何を選択するのか、そして何故それを選択するのか。大事なのは選択し集中する前の呼吸とデザインでしょう。

私と妻は、本と暮らし、というコンセプトで、本をきっかけにしてお客様の暮らしにいくらかでも関わっていけるような事業を作っていこうとしています。
現在はbookinist秋月華(ぶっきにすとしゅうげっか)という、味わいのある確かなものをセレクトして提案していくお店をヤフオクで展開しつつ、あめつち商店では商売そのものを地で行くためのプロセスを実践するというスキーム。妻はどちらかというとスペシャリストで、僕はどちらかというとゼネラリストで、そんな二人がハイブリッドに、自分たちにしか出来ない何かをやろうと手を組んで歩んでいく、基本はそんな感じ。なのでbookinist秋月華は妻が主、あめつちは私が主になってます。

デキ婚ならではの運命委せなスタンスで、でも決して流されないで元気にやっていきたいもんです。

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