2011年5月29日日曜日

みちなるほうへ

このところ、これからの店の方向をどう持って行くか頭を悩ませています。
せどりで人生の巻き返しを図るようになってちょうど一年経ち、家族5人(じき6人)なんとか暮らしていける基礎は拵えることができたのかなと、そんな折りさて今後の展開をどうしようか。。
恐らく基盤は作れた、多分、大丈夫、家族っていうプラットフォーム。商売やって行くぞっていうプラットフォーム。そしてこれらの基盤の上で何をどう展開させていくか、基盤そのものをどう育てて行きたいのか、そもそも自分がやりたいことって具体的に何だ?などなど自問は一向に止みません。されど答えは霧のなか。自問自答すら出来てない今日この頃。orz

そんな中、昨日28日土曜日は、妻と一緒に、長女も連れて雨の中、ふるもの探索と称して高円寺まで足をのばしてきました。
高円寺は独身時代、大学をやめてからの2年ほど、人生で最も貧乏だった頃を過ごした街。思えば、風呂なし古アパートでCD何百枚も盗まれたり、ヤクザに因縁つけられてカツアゲされたり、なんかボロだと思ったら家がシロアリに食われていたり、友人が男色の食堂主に軟禁されかけたり、なかなかそうそう経験できないことを経験して、恋に愁い、恋に愛かれ、最高の仲間達に巡り合えたのもこの時期。
そんな思い出の街高円寺に久方ぶりに降り立つこととなったのは、せどりの先輩であるかぴぱら堂さんのツイートで中央線古書展があると知り、どれいっちょ様子見に行ってみるべか、となったから。
ちょうど妻も高円寺の絵本の古本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」に行ってみたいと思っていたとのこと。

午前中は次女の保育園行事で遠足があって、小雨の下流るなか小石川植物園に行って来ました。11時くらいに解散となり次女は保育園に。その後高円寺に移動して、到着後まずは昼メシをということで天ぷら屋の「天すけ」に。「天すけ」ではランチセットをいただきましたが、ブロッコリーの天ぷらが格別で、聞けば生のまま揚げてるので香りがぎゅっと凝縮されているのだとか。次はこごみやたらの芽など山菜ものをいただきたいなと。
昼食後、西部古書会館で開催中の中央線古書展に。もちろんただ覗くだけでなくせどり目的です。妻はひとまわりして、駅南側にある「えほんやるすばんばんするかいしゃ」に移動。私は残って1時間半ほど棚を廻って、結果36冊。手持ちも4万円ほどしかなかったのもあってそれほどチャレンジしたわけではありませんでしたが、割とのんびりやったにしてはまずまずの出来だったと思います。
買物カゴなんかはないんで手の内が一杯になると組合の方に預かってもらうっていうのを3〜4回繰り返して、その際に配送できるか尋ねたところ1,000円でやってくれるというのでお願いすると、たくさん買わないと割に合わないよーなんてお声。これからじゃんじゃん行きますよ~なんて売り言葉に買い言葉。こちらも敢えて自己紹介はしませんでしたが、皆さん気さくな方々で、値札を抜きながらワイワイとこんなにきれいな本よくこれだけあったねぇなんて声かけてくださったり。おかげでブックオフでやってるのとはまた違う雰囲気を味わうことができました。うーん、こういうの嫌いじゃないんだよな~。(正直)

会館を後にして、妻と合流。パル商店街を青梅街道方面に進み、喫茶店「七つ森」に。大好きなマンデリンがサービス料金になっていて、妻も私もケーキとのセットを注文。娘は3種のベリーのフローズンヨーグルト。昔、ここのマスターにバイトをしたいと持ちかけて断られたこともあったなぁなんて話しながら、これからのことを妻と語らい合ったり。

そんなこんなで時間はあっという間に過ぎてお迎えの時間。次女と息子を保育園から回収して、帰宅。

・・・

ずっと考えてはいたんですね、会社を立ち上げるようなプロセス、組合への加入、要するに自分たちにとって意味のある構造・組織・ネットワークってなんだろう、どういうカタチだったら自分は自分を賭けていけるだろう、っていうバクチのタイミングと言おうか、踏み出して行くべき世界と言おうか、まぁあんまり大仰に言ってもボカしてるだけみたいになっちゃうんですけど、ひとつ、言ってみたいのは、今わたし組合の世界を知りたいわ、そのためのアクションを着実に行って行きたいわ、あ、要するにまだ見た事のない世界を見てみたいんだわ、って事かなあ。

2011年5月25日水曜日

一時縄文モードで

妻がそろそろ臨月なので、商品のクリーニングや袋詰めなどの作業から抜けてもらうことにした。
入金ベースで180万を達成するには、現在平均単価が1,500円程度なので、ざっと1,200点捌かなくてはならない。
月24日稼働したとして一日50点の計算。
試しに一人でクリーニング・袋詰め・出品・箱詰めを進めてみたところ、実働9時間程度で一日100点はなんとかなりそう。
てことは、一日100点仕入れて、翌日その100点を出品できればペースの維持は可能ということ。
と言いつつ、立てた目標を達成するには20%増量で行かにゃならんのが世知辛いところです。

それから先日Amazonの掲示板で公開されたFBA在庫の健全性レポート、早速見てみました。
結果は以下の通り。

在庫期間:全在庫数における割合
0-90日:55%
90-180日:32.5%
181-270日:12.5%
271-365日:0
365日-:0

FBAを始めたのが昨年の10月なので、9ヶ月以上の在庫がまだありません。
が、半年を超えた在庫が10%以上あり、不良在庫予備軍となってます。
ヤフオクに切り替えた方が良いものなど再評価のタイミングかもしれません。
ここは意識的に調整して行きたい所です。

このところAmazonは、カタログ作成機能に引き続き、立て続けにカンフル打って来ますね。
FBAセンター増やしてスケールアウト図ったあとの定石的な動きなのかな。
いずれにしても、お盆くらいまでは短期的にいくつかある重要なポイントやタイミングを外さないように縄文的野性を澄ましておく。

2011年5月23日月曜日

夢のようなひととき

いまからおよそ12年前、東京丸の内にて郵便局の深夜勤の仕事をしていた頃、休憩室の畳の上で互いの宇宙を夢む若者たちの集いがあり、それをタタミックスと呼んでいますが、そのタタミックスの一人の小林君がこの度結婚式を挙げて新しい家族をつくるというので、神戸に行ってきたんです。

21日土曜日に朝一のスカイマークで神戸に入り、三宮、住吉、六甲アイランドで仕入。朝食と昼食はいずれもマクドナルドだよ。18時、三宮に戻って、小林君のオフィスにお邪魔して、ホテルのチェックイン済ませて、酒、飯、笑、涙、ざんまいの夜。
小林君に案内してもらった八島食堂、最高。肉豆腐、おばけ、たまねぎ(葱入り出汁焼き卵)、鱧はあいにく切れてたけど鱧皮が出て付け合せの生姜最高、お新香のゴマ最高。本当にご機嫌なお店でしたよ。本当に美味しいものを頂きました。神戸ありがとう。小林君ありがとう。八島食堂の皆さん最高。神戸最高。
ホテルに戻って時間はとうに丑三つ時、タタミックスメンバーのただしくん、松尾君と飲み直し、のつもりがいつのまにか落ち。。。。

22日日曜は二日酔いじゃなくてそのまま酔ってる状態で式場へ。松尾君に起こしてもらえなかったら遅刻してたパターン。移動のタクシーの運ちゃんがおもろいおっさんやった。神戸最高。
会場でタタミックスの2人が熨斗袋を用意しているのを見て、ふと自分にはそれがないことに気がつく。でも不思議と焦りや恐れはない。なぜなら松尾君がシャツを貸してくれたから。小林君の妹さんとてもチャーミングだったから、小林君のお母さんとてもチャーミングだったから、小林君の弟さんマツケン(サンバの方)似の男前だったから、小林君のお父さん寡黙にして無類のオバケ好きでオバケ最高ですねって言ったら子供みたいに目をキラキラさせていたから、新婦側の親類が皆涙脆すぎて人情剥き出しだったから。
ただしくんもいい曲やったし。本当に最高の披露宴だったと思う。
披露宴の後はパーティ。アフリカンダンスのバンドと阿波踊りのグループと入り乱れ、踊りまくりのひととき。パーティから合流のほーちゃん(タタミックスメンバー)も見えないくらい速かったし、柄じゃない松尾もあこがれのほーちゃんみたいになりたくてなろうとしてなれたし、翌朝社長プレゼンの松尾君は先に帰ったけど、ほーちゃんとただしくんと僕の3人はもう一泊して、さっき僕とただしくんは始発の新幹線で東京に戻ってきたのでした。楽しい街だった神戸、神戸最高、ほーちゃん最高、ただしくん最高、松尾君最高、小林君最高、矢島食堂最高、タタミックス最高。
夢のようなひととき。


おばけ
http://www.simetani.com/d0811.htm

2011年5月20日金曜日

二年目に向けて

気づいたら短パン半そでで日中過ごしてます。
すっかり暑くなりましたね。
キンチョーの夏、日本の夏、近しです。
昔の暦では今が朱夏のど真ん中ですもんね、そりゃ暑い日もあるさ。
というわけで今日は戌の日でして、4人目安産祈願ということで妻と一緒に朝イチで水天宮参りに。
朝も早から大変な人出で、参拝客の列が門を出て敷地をぐるっと一周しそうな勢いでした。
神社は儲かるなぁ。

・・・

午前中のうちに戻れて、業務開始、今日は思い切って模様替えです。
震災の直後から出品者発送在庫が幅を利かせていたのが、もうほとんどFBAへのスイッチが終わり、棚が随分空いてきたのをきっかけにマケプレとヤフオクの出品フローを整理して、それに合わせてレイアウトもいじった形。
せどり始めてちょうど一年ですが、今月は私と妻と二人、マケプレとヤフオクで月200万のペースに乗りそうな感じで、なんか区切りたい、転機にしたいなぁと思って、意識的に今までの方法論は置いておいて、違ったアプローチで二年目を迎えたいと思ってるところです。

まずは今週末、神戸に向かいます。
神戸は友人の結婚式のため。仕入はついでですけども、新しい発見を期待して。

2011年5月15日日曜日

家族というプラットフォーム

この仕事をするようになって一番感じるのは、サラリーマンの頃はほんとに外ばかり、で辞めてからは家族が第一、とその環境の変化の大きさ。
別にマイホームパパとかそういうの言うつもりじゃなくて、父親はいっつも外で仕事だけして、母親は家事育児、そんな典型的な核家族における夫婦分業制ではなく、僕も妻も目指すものを共有した上でお互い発展しながら家族を育んでいこうじゃないかそして大事にした分だけ家族が皆を育む器になる、家族という場がめざすのはそういう和というか命の循環が生まれるようなプラットフォーム。
このことはつまり、逆に、自分も妻も、お互いにいい意味でプレッシャー掛け合っていられるってことなんだとも思う。勝手に自分の役割を個性化・固定化して硬直してや居ないか?それってつまりコストやリスクを積極的に取りに行かずに守りに入って生産行動を抑制していないか?ってな感じで、お互い相手の仕事がわかるからこそ指摘もしやすいしフォローも入れやすい、というメリットを活かす方向で。
確かにその分時間はかかると思う。男は男の得意な領域、女は女の得意な領域、それぞれ確かにある。でも、肉体労働してるわけでもない限り、実際ホワイトカラーでそんなに差があるようには思えない。それって単に上司がほとんど男だからでしょ?そういう既存のヒエラルキーの問題でしょ?たぶん決定的にあるのは生殖に関する部分、女性は産むことを意思できる、男性はできない、だけ。出産という局面に際してコントラストはピークに達します。男からするとある種の神々しさすら覚えます。そんなだから男はそのまま置いてけぼり食ったりするんだと思います。そしてそこを自分の持ち場と勘違いして勝手に自分の役割を個性化・固定化して硬直して、男が頑張れば頑張るほど産んだ女性は神聖さのフレームの中央から離れ難くなってしまうそんなジレンマに陥らないように、お互いに男らしさ女らしさを持ち合えればいいと思う共同作業で授かった子を一緒に育てていけばいいと思う。子育てと家族を育むことは添っていく。少なくとも僕は、僕と妻との間ではそうすることがとっても重要だと感じたし、そうやって築かれる家族というプラットフォームとうまくソケットしてくれる可能性がゼロだと判断したのでサラリーマンを辞めたんです。
そんでもって選んだ仕事がせどりだったんですけど、この際せどりで良かったかどうかはさておき、自分たちで家業を起こし実業をスタートする、まぁつまりは起業ということになるんでしょうけども、それが今の自分たちにはうまくフィットしてくれてるんじゃないかなと思うわけです。いや、もうそう信じてやるしかないって感じですらあります。
あとは、環境や周囲の状況に左右されないで、自分たちの軸、自分たちの夢・理念、そういうの持ちつつ、柔軟に、場合によっては自分たちの軸・理念を平気で曲げられるような、そんなしなやかさが必要なんだろうな、って思い。
なんじゃかんじゃと色々綴ってますが、こういうこと、とりあえず吐き出せるような今を過ごしてるのも、子供ができたからなんだよな。惚れた女と一緒にいつのまにか親になってて、その状況がまずあって、そこから初めて物事組み立てて・・。
千葉に居た頃、妻と一緒にミニ盆栽2鉢買って育ててみたものの、あっという間に枯らしてしまって、なんかそのときの自分の荒んだ状況に思いやられもしましたが、いま、娘が保育園からもらってきたトマトの苗木は、ベランダのビル風吹きすさぶ中、小さな鉢にしっかり根をはって日ごとに葉を茂らせています。毎朝娘とトマトの苗木に水をやりながら自分とトマトを重ねてみたり、なにかぐっと来る事ひとつでも思い浮かべたいと思ったり。

2011年5月11日水曜日

呼吸

最近、肋骨をやっちゃいまして。
といっても、折れたりした訳ではなくて、ヒビが入っちまった程度なんですが、これが結構痛い・・・
息をする度に軋むように痛むし、クシャミや咳なんかしようもんなら、も〜イかれちまいます。
特にぶつけたりした訳ではないんですが、いきなり痛みだして、一晩経ってもおさまらないんで病院行って検査した次第。疲労だったのか?
それにしても、仕入れしてても結構苦しいもんです、これ。
だいぶ落ち着いては来ましたんで、仕事はなんとか通常通りこなしています。
しかし、アレですね、肋骨痛めたからといって仕事を停める訳にはいきませんで、一瞬肝を冷やしはしたんですが、お陰で普段如何に無駄な動きが多いか良くわかりました。
例えば前傾姿勢。肋骨痛めてる人間にとってこの動きはとても辛い。要するに胸や背中に負荷が高い動きだという事ですね。
しかし、背中をきちんと伸ばしたまま、膝を折って腰を落とすと全く痛みを感じずにすむんです。
なるべく前屈みにならない様に仕事の環境を整える、これは日々の仕事のなかでとても大事な気付きでした。


私の好きな詩人に吉岡実という方がいます。
そして私の好きな小説家に中上健次という方がいます。
二人とも文に独特の呼吸を持った方々です。
呼吸とは血、血とは言葉。
新鮮な空気をいっぱいに吸い込むには、身体に残った古い空気をちゃんと吐き出さないといけない訳です。
別に政の話でもなくて。

2011年5月9日月曜日

改めて自己紹介とか

あめつち商店店主のonibiz(オニビズ)です。
以前、onibizReportというせどり日記を書いていました。
onibizReportは休止していましたが、商売は続けてました。

2010年の5月からせどりを初めて、はや1年。
生活をつくりながら商売を軌道に乗せる、その目標は僅かながらなんとかなってきたのかなって気がしています。

ただ、まだまだヒヨッコ。やりたいことの1000分の1も出来ていません。
2年目の今年はせめて1000分の3くらいはできるようになりたいと思っています。


唐突ですが、先日35歳になりました。
自分の誕生日に関する関心が年々薄くなっているのを改めて感じた誕生日でした。
自分のことなんかかまってられるか、そんな年頃なんでせう。

2011年5月8日日曜日

発進

今日からは、せどりに限らず、発したいと思うことの色々様々に綴ってみたいと思います。