2012年8月2日木曜日

買わない理由

最近、一部でメディアを賑わせている?せどり業界ですが、このせどりという言葉の指すところの定義がこのところぐにゃんぐにゃんwで、というのも、元は業者間で利鞘を取るために立ち回るプレーヤーを言っていた(by Wikipedia)ものが、ブックオフで買ってAmazonで転売するだの、ヤフオクで買ってAmazonで転売するだのまたはebayで輸出入するだの、終いにはAmazonで在庫切れしそうな商品を新品で買っておいてプレミア化したらAmazonで売り抜くといった手法に至るまで、凡そネットで転売する行為はすべてせどりに当てはまるといった何でもありバーリトゥード状態になっています。もうすべての商行為=せどりって言えちゃいそうな勢い。商社もせどらーw。

そして最近のトレンドは、この有象無象のせどりマーケットで稼ぐためのノウハウビジネスへとメタ化、いわゆる情報商材をせどり手法でパッケージングするというもの。
この業界、もうすっかり成熟し切ってるんですね。
経験より言葉が売れてしまうとしたら、それはちょっとイヤな世界。
原子力政治と一緒な感じ。
津波ソングとおんなじ。
個人の内面を歌えばそれはたちまち世界の相貌としてあらわれてくるような時代に、自分の体験よりも誰かの体験を先んじてしまうような事が起こるとしたら、それは個人の時代の象徴としてはあまりに錯誤だ。

僕は自分で感じたことしか信じないし、僕が行ったことしか感じられない、感じたくない。そして言葉は素晴らしいし、僕も言葉を愛す。ある言葉とは僕の全体を貫くものだし、僕の全体を貫いていった事は特別な言葉となる。だから、そうじゃない言葉に対しては僕は買わない。



では、これからサッカー観戦です。

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